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パソコンの消えたデータを復旧!脅威の復元精度・EaseUS Data Recovery Wizard レビュー

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写真や音楽、ついには本でさえもデータとしてパソコンやスマホで持ち運べるようになったデジタル時代。もっとも恐ろしいのは突然のデータ破損。

どんなに丁寧にパソコンを扱っていても、データの破損を100%予防することは不可能です。だからこそこまめなバックアップやデータを複数の媒体に保存することが、昔も今も変わらないデータ消滅にできる数少ない解決策でした。

そのバックアップも、数時間数日刻みのデータしか残っておらず、ピンポイントに消滅したデータを引き出すことはできないデメリットを持ち合わせています。

そこで活躍するのがデータ復旧ツール。

今回はVectorで復元部門で大賞に選ばれたEaseUS Date Recovery Wizardをご紹介します。

EasesUS有料版を選ぶわけ

無料でも最大2GBまでデータ復元ができるのでこれだけでも3,000円くらいの機能を備えています。ですがバックアップデータそのものや、動画などの大規模データ復旧を考えると、復元データ量が無制限の有償版をオススメします。

誤って消してしまったファイルの復元程度なら無料版でも十分ですが、データが壊れた場合は2GBでは済まないかもしれません。またトラブルが起こると大抵思うように作業が進まず、無駄な時間ばかりが消費されます、転ばぬ先の杖というやつです。

8,900円のライセンス版はソフトウェアとしては割高な価格帯ながら、アップグレードに永続対応しているので後々にかかる更新料が必要ありません。頻繁に使わないけど万一の時にOSとの相性が大切な復旧ツール。

MacOSは毎年アップグレードしているなかで、更新料が必要なソフトは結果として割高になってしまうでしょう。精度が求められるデリケートな復元という作業において、常に最新式が利用できる点は大きなメリットとなります。

何より一度買えばずっと最新版を利用できる安心感は大きいですね。

Date Recovery Wizardの実力は?

アプリケーションのインターフェイスも分かりやすく、直感的で使いやすいのが第一印象です。

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アプリを起動すると検索するデータの属性を聞かれるのですが、アイコンと説明文のおかげでパソコンが苦手な人でも困ることはないでしょう。iOSやAndroid版の復旧アプリもリリースしているので、見やすさ使いやすさという点ではコアユーザーに限らずライトな層も直感的に使えるアプリを目指していることがわかります。

フルスキャンでデータを検索させても、自分のMacBookAir128GBのストレージなら3分ほどでスキャンが完了します。これは環境やストレージの種類・容量で変化する部分ですので参考までに。

ですがこの1回目のスキャン、全くデータがヒットしません。

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一瞬このツールは失敗したか!?と不安になりましたが、マニュアルを読むとクイックスキャンはゴミ箱から削除したファイルくらいにしか効果が発揮しない模様。

さらに精度を上げるためにはディープスキャンモードと呼ばれる検索機能を利用することになります。

このソフトの真価はディープスキャンに

このディープスキャンモードですが、完了までにある程度時間が必要になります。SSD128GBの環境ですと、待たされること20分。クイックスキャンのスピードと比べると、フリーズしたのかと心配になるくらいです。どうやらこれでもかなり速い方のようです。

常にSSDにアクセスしているので、電力消費も心なし高まっているように感じます。ですのでノートPCで利用する場合バッテリーの残量にだけは十分注意してください。一度消去したデータを復活させる作業をしているので、電力途絶で作業が中断されてデータに悪影響を及ぼさないよう注意したいところです。

ディープスキャン中もネットブラウズやテキスト作成は問題なくできるので、待ち時間中に他の作業や暇つぶしをするのもいいと思います。自分はスリープモード移行による作業中断をなくすため、パソコンを触り続けていました。

消した画像が白日のもとに

1年前にパソコンから消去したデータが見事に復活しました。

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この写真は去年の10月頃に利用した後にパソコンから削除したものですが、当時の姿そのままで復旧出来ています。

正直ここまでハッキリと画像を復元されるとは思っていませんでした。過去に数回フォーマットを行っているのですが、まるで無かったかのように復元してきます。フォーマット前のデータでも復元して救出することなど容易であることがわかりました。

この手のツールはテキストは文字化けしていたり、画像も乱れていたりするのが相場と思っていましたが、Date Recovery Wizardはいい意味で期待を裏切ってくれましたね。

ビジネスライセンス版も用意しているところからも、この高いサルベージ能力が商売やサービスの分野でも利用されているのでしょうね。これだけ高い復元力があるのなら、パソコンショップのデータ復旧サービスなどで利用されていても疑問はありません。

昔Windows95/98時代にも復旧ツールは使ったことがありますが、復元力は酷いものでした。テキストは文字化け、画像はぐちゃぐちゃ。ですから、このツールもデータの7割をサルベージできればなー、という軽い気持ちでいたのですが、ここまで復元度合いが高いのは嬉しい誤算ですね。

特にテキストは復元の精度が重要です。テキストを書く機会が多い人ほど、文字化けが起こりにくいData Rcovery Wizardを利用するべきですね。100%の保証はできませんが、全てが0になるよりはマシです。

無料版でも困らないでしょうが、まとめて復元する時に2GBの制限は必ずネックになりますから、将来的には有料版も視野においておくといいかもしれません。

デメリットはないの?

無料のトライアル版が、2GB制限以外8,900円のライセンス版と全く同じ機能が使えることでしょうか。無料版だけでも十分すぎる機能を搭載しているので、2GB制限を撤廃するのにお金を払うのは勇気が必要かも。

ですがこのツールは、8TBまでのストレージをまるごと復旧できるツールなので、目的が達成できない2GB制限は、最大の機能制限ともいえます。

それに無償版はアップグレード対応していないので、バージョンアップ時にはいちいち削除・アプリ追加を繰り返さなくてはいけませんね。小さいデータの復元が目的なら無料版の方がコストパフォーマンスには優れているのですが、公式でアップデートをチェックするマメさがいります。

このように無料版には維持の手間が色々とかかります。労力的な手間の観点からライセンス版のほうが、安上がりになるんじゃないのかな?と自分は思っています。

あれば安心の復旧ツール

無ければないで無いで、データが壊れるまでは困りません。バックアップを取っていれば精神的には安心でしょう。

ですがデータのバックアップを定期的に取らないユーザーの数は決して少なくありません。私だってMacのバックアップは2週に1回のTimeMachineくらいで、今データ破損したら大惨事になるのが目に見えています。

ちょっと邪道かも知れませんが、データが壊れた時のTimeMachine+αとしてData Rcobery Wizardを利用することで、ピンポイントでデータの復旧ができる環境にしました。

この1日前とか数時間前の精度だけはバックアップでもどうしようもない部分なので、精度の高い復旧ツールでカバーしてあげれば自分のデータも安心かな?と勝手に解釈しています。

安心をお金で買うのは、何も防犯だけじゃありません。

様々な要因によるソフトウェアのクラッシュはPCに付き物ですから、壊された物を直してくれる保険として1つ持っておくといいでしょう。

バックアップが施錠、セキュリティソフトが防犯サービスなら、復元ソフトは壊された物を元に戻す火災保険のようなものです。

まとめ

昔の復旧ツールしか知らなかった身として、EaseUSのData Recovery Wizardの復元性能には驚かされました。このソフト第24回Vectorプロレジ大賞の復元部門も受賞しており、ユーザーからも認められる信頼性の高いソフトです。自分の世代にとってVectorは一種の権威ですからね。

あそこのソフトウェアはユニークなものが多く、造詣の深いパソコンマニアが利用しているイメージがあります。そこで大賞を受賞しているのですが、使って理由も納得しました。

復旧に特化し余計な機能を持たせない潔さも持ち合わせているので、無駄な機能がない分使いやすくてオススメです。

Mac用のデータ復旧ソフト - EaseUS Data Recovery Wizard for Mac

Windows版はこちら