コレジャナイSIM - とくとくBB格安SIMがしょぼすぎてオススメできない理由

f:id:mukyoyo_na_k:20160903230129j:plain

GMOとくとくBBは、20年以上続く大手インターネット企業GMOが提供するプロバイダサービスです。

業界No1のキャッシュバック額を誇るGMOとくとくBB WiMAX2+が有名ですが、レンタルサーバーや固定回線と、インターネットに関係する事業を手広く展開しています。

そんなネット事業大手として格安SIMに参入するのはごく当たり前の流れだといえるでしょう。もっと早く参入すると思っていたので遅すぎるくらいです。

そんな遅咲きの格安SIMなのに、まさかここまで魅力の無いサービスになってしまたのは、老舗プロバイダのGMOとしてどうなんでしょう。

正直現段階でオススメできる要素がほとんどありません。

GMOの格安SIM

GMOとくとくBBはプロバイダとして、光インターネットや持ち運び可能なWiMAX、固定回線などのインターネットに関係するサービスを手広く提供しています。

そのGMOが、2016年3月31日に最近流行の格安SIMの提供を始めました。

そもそも格安SIMとは、大手キャリアから回線をレンタルして各プロバイダが提供している、モバイル通信サービスのことです。格安SIMを提供するプロバイダを業界用語でMVNOとよびます。

ここでは、GMOのとくとくBB格安SIMがMVNOに当たるわけです。

格安と名のつく通り、通常の大手キャリアの料金プランよりも大幅な料金の値下げが期待できるのですが、これはとくとくBBの格安SIMに限らずあらゆる格安SIMに言える傾向ですので、とくとくBBだけの特徴とはいえません。

格安SIMはお金のかかるインフラをすべてキャリアから借りることで、設備投資を最小限にることができるため、ユーザーに格安でサービスを提供できる仕組みになっているのです。

とくとくBB格安SIMの特徴

とくとくBBの格安SIMはドコモの回線を利用して、サービスを提供しています。そのため、全国のドコモエリアで通信可能です。

料金はデータ通信専用1GBプランが月額630円(税抜き)から利用できます。

とは言え、価格競争が激しい格安SIMの業界の中では同じ1GBプランでDMMmobileやイオンmobileが480円で提供していることを考えると、特別安いSIMとは言えないですね。

発売当初はデータ通信専用のSIMカードしか提供していませんでしたが、2016年6月1日にBIGLOBEと連携して音声通話SIMの提供も開始しました。

ただ、音声SIMはGMOとくとくBBから申し込めるだけで、実際はBIGLOBEから借りているものです。

技術的な問い合わせはBIGLOBEが窓口になっているなど、商品としての責任の所在がいまいちはっきりしないところが少し心配なサービスですね。

大して安くない料金プラン

格安SIMにとって、重要となる料金プランもとくとくBBの格安SIMは特筆して安い部類に入るサービスではありません。

データ通信専用SIMカードの料金プランは1GB・3GB・5GB・7GB・10GBの5つから選べます。

料金はそれぞれ、630円・880円・1,250円・1,900円・2,240円です。

唯一の特筆ポイントとして、毎月GMOとくとくポイントが50ポイント還元されます。1pt1円で毎月の支払いに充当できるため、月額料金-50円が実際の料金となります。

プールすることもできますが、他に使いみちのないポイントなので、利用しなければ損です。

ですが、料金自体がDMMやイオンのより150円高ですから、50円程度ではその差を埋める事はできません。

また今のところデータ容量の繰り越し不可、1GB・3GBプランは3日間360MB以上の利用で、通信速度制限が発動するおまけ付き。

自由度の高い格安SIMの良さをスポイルしてしまっている感が否めません。

SMSプラン

データプランに+150円追加することで、ショートメッセージサービス(SMS)対応SIMを選択することもできます。契約後のSMS追加はSIM再発行手数料が発生するため、契約時にしっかり判断して契約するようにしましょう。

データ容量で迷うより、データ・SMSどちらを選ぶかでしっかり迷って下さい。

音声プラン

とくとくBBの格安SIMで及第点サービスといえる音声プランは、3GB・6GB・12GBのプランから選ぶことができます。

料金はそれぞれ1,580円・2,130円・3,380円です。

音声SIMはBIGLOBE提供のため、スペックはほぼBIGLOBE SIMとなります。

データ容量繰越も可能となり、3日360MB制限も撤廃しますが、そのかわり毎月のポイント還元がなくなり、12ヶ月の縛り期間が発生します。

スタンダードプラン

とくとくBBの格安SIMがややこしいところは、通常プラント合わせてスタンダードプランが存在しているところ。

このスタンダードプランには、3GB・6GB・12GBプランが用意されています。

通常プランのデータSIMには、12GBプランは存在しませんが、スタンダードプランになると12GBも選択可能になるなど、細かい部分で違いが。

またスタンダードプランの特徴として、毎月定額の料金割引が受けられます。

音声SIMの場合

  • 100円(3GB)
  • 160円(6GB)
  • 270円(12GB)

データSIM

  • 100円(3GB)
  • 110円(6GB)
  • 210円(12GB)

3GBのみ、3日間で600MB以上使用で一定期間速度制限されるおまけ付きです。

またスタンダードプランのみ、シェアSIMを選択可能となり、最大4枚のSIMでデータ通信量をシェアすることができます。

選べるSIMの枚数は、6GBプラン最大2枚SIM・12GBは4枚までです。

ただし、SIM発行毎に3,000円の事務手数料と月額200円/枚の追加となっています。

この追加料金を見る限り、シェアSIM4枚同時発行して事務手数料12,000円とか請求してきそうで怖いのです...。

本当に事務手数料12,000円を請求するのでしょうか?近いうちに、4枚同時発行で12,000円請求されるか問い合わせることにします。

データSIMの通話問題

データSIMを検討中の方の中には、通話をどうするのかといった問題があります。

よくある代替方法としては、まずLIEN無料通話でしょう。友達や家族としか電話連絡しないという方なら、LINEの無料通話でも十分です。

しかし通知のラグやアップデートによる不具合など、緊急時の通信手段になり得るかは疑問が残ります。

また、電話番号にも発信したいことも度々起こるので、お金をかけずに電話番号は持っておきたという方もいるでしょう。

格安で利用するならIP電話と言う選択肢もあるでしょう。

IP電話とは、通常の電話回線ではなく、インターネット回線を使って通話するもので、有名なもので言えば、NTTコミュニケーションズの050 plusや、楽天コミュニケーションズ提供のフュージョンIPフォンSMARTなどがあります。

050Plusは月額300円の料金が必要となるため、料金を徹底的に下げたいのであれば月額0円のフュージョンIPフォンSMARTがベターでしょう。

ただしIP電話の場合、フリーダイヤルや緊急ダイヤルにかけられなかったり、インターネットの通信状況によって通話が途切れるといったデメリットも併せ持っているため、その点は注意が必要です。

また、カスタマーセンターのお問い合わせ番号の中にはIP電話の利用が不可になっているところも少なくありません。

出来る限り音声プランを選ぶか、通話専用の契約を用意することをオススメします。

とくとくBB格安SIMはどのような人におすすめか?

データSIMをとくとくBBで契約する必要はないでしょう。

料金面も他社に劣り、通信速度制限が存在するなど、とくとくBBの格安SIMを選ぶ必要性は限りなく低いのが実情です。

無理やりこじつけるとしたら、とくとくBBのサービスをすでに使用している人くらいでしょうか。

家計簿の管理が楽になることくらいしか恩恵がありませんが。

音声プランはまあまあ

音声プランを検討しているなら、とくとくBBも選ぶ価値もあるでしょう。

ただしスタンダードプランの割引キャンペーンを受けることが条件ですが。

音声通話の月額1,480円(3GB)は、業界最低水準の価格のDMMmobileの3GBプラン・1,500円と比べて、20円安く契約できます。

音声通話ができるSIMカードに限って言えば、他社と比べても見劣りしないのですが、逆に言えばBIGLOBEと提携して初めてまともなサービスとして機能するということを自ら明かしているようなものです。

まとめ

以上、とくとくBBの格安SIMはデータSIMカードは他社と比較するまでもなくオススメできません。

音声SIMカードにスタンダードプランの割引特典と適応させてようやく、といったところですが運用実績も少なく、もともとトラブル対応に難のあるGMOの格安SIMを選ぶのは一種の博打ですね。

20円安いだけの、どこからGMOでどこからBIGLOBEか分からない不安要素の多いSIMは初心者にはとてもオススメできるシロモノではありません。