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イオンモバイルは初めての格安SIMベストバイか?あなどれない安さとサービス店舗数

豊富なシェアプランが魅力

イオンといえば格安SIMとSIMフリースマホを一部の好きモノ向けのジャンルから、一気にメジャーに引き上げてくれたある意味業界の立役者です。

Googleの傑作スマホNexus4とb-mobileの音声つき低速SIMプランのセットを割安で販売したことから、携帯料金削減に悩む主婦や高齢者が殺到し第1弾は即日完売。

第2弾も瞬く間に売り切れるなど、販売したイオンも嬉しい悲鳴を上げたのは当時の格安SIM業界ではちょっとしたニュースになりました。

高止まりする携帯料金を安くしたい、でも設定やサポートが心配。

だからこそ日本全国に店舗のあるイオンが販売するスマホであることがウケにウケて売り切れたのです。

このNexus4セットの成功からイオンは本格的に格安スマホ販売に参入します。

ですがこれまでは、イオンはあくまで格安SIMは他社のサービスを仕入れて販売する、本業の小売スタイルを踏襲していました。

格安SIMはどこでも契約でき、さらに端末購入が前提なので、端末は持っているor使いたいスマホがあるからSIMだけ欲しい人には利用できないという欠点もあり、知名度の割にメジャーなサービスになりきれなかったの言うのがイオンスマホでした。

全国的な販売網と実店舗の窓口数を考えたら魅力的な選択だったのですが、他社サービスの寄せ集めのせいでイオンスマホじゃないとダメ、という決定打に欠ける商品だったのです。

ここでようやくイオンリテール自信がMVNOとして業界に参入を果たし、イオン独自のプラン・料金体系を打ち出せるようになり商品力が向上しました。

ファミリー層に特化した大容量プラン

その内容を見てみると、DMMモバイルにも匹敵するプラン数と、豊富なシェアプランのラインアップによりイオンの主要顧客であるファミリー層向けに攻め込んだものとなっていました。

特に13,800円~の50GBプランは、業界最大容量。さらに家族で通信量が分け合えるシェアプランも用意されているのが特色でしょう。

この50GB、モバイル通信利用が極端に高い中高生のお子さんを複数抱える家族でも使い切れるか分からない量といえます。

ですがこの50GBプランの料金は13,800円と格安とは言いがたい金額です。

ここは現実的なラインとして20GBのシェアプランで、具体的にどれだけイオンモバイルが安いか計算してみたいと思います。

docomoとイオンモバイルを比較

docomoが想定する3人家族のシュミレーションで比較すると、

カケホーダイライトプラン1,700円×3台 シェアプラン15GB 12,500円 シェアオプション 500円×2台 spモード 300円×3台

合計19,500円

時期によって学割が適応されて、データ容量がアップしたりするのですが、季節限定の割引なので今回は除外しました。

2016年学割でカケホーダイライト-800円が12ヶ月+学割パケット5GB+U25パケット1GBの6GBボーナス

iPhoneを利用した場合13ヶ月間1GBパケットボーナスの合計7GBが15GBのプランに追加されます。

よって合計22GBがシェア可能となります。

イオンモバイルで同等のプランを選ぶとすると20GBのシェア音声プランが6,280円+1,400円=7,680円(2回線分の音声オプション料金700円×2)

19,500-7,680=毎月11,820円の削減が期待できます。

課題は通話

電話の利用頻度によって利用金額が大きく変化するのが格安SIM全般が弱点ですが、そこをイオンモバイルがどうやって解決するかが見ものです。

すぐに取れる解決策としては、楽天でんわやDMMトークなど通話料金節約アプリを利用するか、割りきってLINEの無料通話するくらいでしょうか。

かけ放題必須ならカケホーダイ以外のオプションをすべて解約して、データSIMとの2台持ちという選択も古典的ながら今なお有効な手段です。

どういう方法を選ぶにせよ、通話料金の節約が難しいのが格安SIMのデメリットになります。節約料金と通話料金が逆転しないよう、自分が月何分通話を利用しているか把握してから契約しましょう。

毎月最低45分電話するならカケホーダイライトを、68分以上電話するならカケホーダイの利用を検討してください。楽天でんわなど通話料を30秒10円に節約できるサービスを利用する場合は単純に時間を2倍にするだけでOKです。

この数字は格安SIMの通話料30秒20円とdocomoカケホーダイ料金を比較した時の数字となります。

音声も解約手数料無料

通常格安SIMは音声通話も1年ほどの縛りがありますが、イオンモバイルは解約縛り期間をもうけていません。

MNPに関してはプレスリリースにも載っていないので明言は避けますが、回線ゴロ防止の為転出にのみ解約料を課すルールになりそうな気がします。

イオンモバイルは現状全く未知数の格安SIMとなりますので、契約しても想定外の不具合に悩まされる可能性がなきにしもあらずです。

想像していたのと違った、思ったより遅かった、など不満がある場合に無料での解約が可能か否かで契約時の不安も変わってきます。

とはいえ、解約料金が0であるだけでMNP転出手数料などには触れていないことからも、全く無料でMNPできるわけではありません。

乗り換え先の事務手数料3,000円も考えると、乗換えにはそれなりのコストが必要となります。

違約金は、契約期間終了後も自動的に縛りが更新される業界の悪習慣とセットになっているから問題視されているのであって、帰還後の縛り自動更新がない格安SIMを単純な初月解約金0円で良し悪しを判断するのは本質を見落としかねません。

解約0円だからと解約乗換前提で選ぶことは、手数料によるコスト増により結果高くつく可能性もあります。

イオンモバイルの音声プランの解約金0円は画期的な取り組みではあります。ですがまずは自分の利用形態を見極めて、1年以上利用する予定がある場合はさして有利な特典ではないことを知っておきましょう。

誰かに説明されるわけでもなく解約料0円のつきあい方や、活用法が瞬時にひらめく人でもない限り判断材料の一つとしておくのがいいでしょうね。

SIM単体でも購入OK

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イオンスマホは今まで、端末とSIMのセットしか購入できませんでした。

今使っているスマホを利用したい人にとって、イオンは選択肢にすらならなかったのです。

イオンスマホの強みは、個性的な格安SIM会社のサービスを自由に選べる点にありましたが、イオンじゃなくても独自で契約できるものばかりでした。

取り扱っているスマホもハイスペックに慣れた日本人には馴染みないものも多く、初心者が手を出しにくい雰囲気が拭いきれていません。

ですがイオンモバイルとして再出発するにあたり、SIM単体の契約も可能となりました。これで今まで取り逃がしていた、SIM単体層の囲い込みが始まることでしょう。

実店舗のアフターサービスが最大の魅力

イオンモバイルで魅力的なのは全国213のイオン店舗でアフターサービスが受けられる部分にあります。

家電量販店にサービスカウンターを設置する格安SIMは幾つもありますが、全国213店舗という数は過去に例を見ない大規模なものです。

全国2,400店舗を展開するドコモショップと比較すると1/10のショップ規模になりますが、大規模な駐車場を完備し通いやすく、ケータイサポート以外の用事も一緒に済ませられるというメリットはイオンならではと言えるでしょう。

過去のイオンスマホも通い慣れたイオンだからと、購入する主婦や高齢者が多かったことからも、ブランドネームとイオンカードや物販で培われた消費者向けのサービスの質の高さから総合力が非常に高いSIMになるのではないかと予想しています。

なぜここまでプランが多いのか?

音声・データ・シェアプラン合計29種と選ぶのに一苦労の数は、一見ユーザーに不親です。

ここは店舗数のメリットを利用し、ユーザーと対面でプランを説明して契約に結びつけていきたい思惑があるのではないか?と予想しています。

ネットでは顧客の思考だけで購入の意志が決定されますが、店舗対応なら店員のアドバイスやセールストークを通して購入決定の意思をある程度コントロールすることが可能になります。

もちろんイオンがお客を騙して契約を結ぼうとしているわけではなく、ユーザーと直接接触する機会を持つための戦略です。

想像の範囲内ですが、数の規模を味方につけた接客やアフターサービスは小売大手のだからこその手法と言えます。

当然イオンモバイルでも同じような戦略でしたが、自前の格安SIMを持つことによって提携のしがらみにとらわれることなくなった点では、ライバルにとってなかなか脅威です。

これはライトユーザー層にはとても効果的な販売手法と言えるのではないでしょうか?

端末不具合も店舗対応

ここがイオンモバイルの最大のメリットといえますね。

これまでイオンが販売したスマホの不具合はすべてユーザーが直接メーカーに連絡して対応してもらっていました。

格安スマホは海外メーカー製のものも多く、満足な対応が受けられないこともよくあります。

今後イオンモバイルが販売したSIMフリースマホは、イオンモバイルコーナーに依頼することで、イオンいわく迅速に対応する、ことができるようになったようです。

この迅速がどれくらいかはサービスイン後の評価となりますが、実店舗のメリットが最大限生きるアフターサービスとしてイオンモバイルを選ぶ時の一つの判断材料になりそうですね。

まとめ

格安SIMもインターネット小売大手の楽天が参入したと思ったら、小売大手のイオンが本格参入を果たして戦国時代の様相です。

単純な料金プランや速い遅いだけでなく、店舗の有無グループ間の連携、アフターサービスなどキャリアに負けない様々な要素で格安SIMを選ぶ必要性が生まれてきており、ユーザーにも選択眼が要求されるようになってきました。

その中で何を購入の基準にするのか見極めて、格安SIMを選んでください。

これだけサービス数が増えた今、すべてがパーフェクトな格安SIMはこの世に存在しなくなりましたからねー。

イオンの詳しい料金はこちらから