iPadPro運用はポケットWiFiより格安SIMのほうが2年で5万円以上お得

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Apple曰くiPadProはスーパーコンピューターらしく、あらゆることを1枚のタブレットで完結できるスペックを詰め込んでいるとのこと。

スマホの大画面化と性能アップにより、画面が大きいことくらいしかタブレットの優勢が失われつつあるモバイル端末業界のなかで、スペックを売りに大画面スマホと差別化を測るiPadProシリーズは鳴り物入りで登場したもののiPadminiほど社会現象にもならず、9.7インチモデルに至ってはiPadAir2とハッキリとした違いが見受けられないなどかつてのイノベーターであったAppleの製品としてはパンチ力の低いプロダクトと言わざるを得ません。

個人的に評価できるのは最初からSIMフリー端末を用意して、ユーザーにモバイル通信の自由を与えていることでしょうか。

デカイ重たい12.9インチのiOSタブレットにWWANを搭載することを選択したAppleの英断は素晴らしいの一言ですね。

そんなiPadProを持ち出し用として運用する時に、WiFiモデル+ポケットWiFiかCellularモデル+格安SIMどちらがオトクなのかを計算してみました。

比較対象はポケットWiFi部門でワイモバイル7GB3,696円プラン・WiMAX2+はUQWiMAXギガ放題4,380円、格安SIMはOCNモバイルONE10GBプラン2,300円で比較してみることにしました。

出来レースな部分もありますが、それぞれ選択するユーザーのニーズが違うものの、各ジャンルの人気プランとして一つの指標になると思います。

iPadPro12.9/9.7 の価格

32GB 12.9inc 9.7inc
WiFi ¥82,800 ¥62,800
Cellular ¥106,800 ¥76,800

9.7モデルはWiFiとCellularで差額14,000円。12.9モデルはWiFiのみ32GBが存在し、Cellularは128GBからとなるため、モデル間の価格に開きが生まれます。

価格の試算は限り最も安いモデルで行いたいため、12.9インチモデルはWiFi32GB・Cellular128GBを採用しました。

格安SIMを利用するならセルラーモデルを、WiMAXやワイモバイルを利用する目的なら、WiFiモデルを選択してください。

自己責任でポケットWiFiのSIMをnanoSIMサイズにカットしiPadProCellularのSIMスロットに挿すこともできますが、SIMの弁償とか後々面倒なことになるためおすすめはしません。

比較プラン

日本で利用できる代表的なモバイル通信サービスとして、ワイモバイル・WiMAX・格安SIM(代表として一番人気のOCNモバイル)をピックアップさせていただきます。

WiMAXはサービスの卸元でもあるUQWiMAXの大容量プラン・ギガ放題プランを比較対象とし、プロバイダ間の月額料金の差は考慮しないこととします。

ワイモバイルはモバイル通信で最もポピュラーな7GB制限プランを選択。

格安SIMは知名度と契約数で人気の高いOCNモバイルONEの、10GB定量プランとしました。

各サービス2年・3年総額

利用サービス 初期費用 プラン 月額料金 2年 3年
ワイモバイル ¥3,000 7GB ¥3,696 ¥88,704 ¥133,056
WiMAX ¥3,001~5,800 ギガ放題 ¥4,380 ¥105,120 ¥157,680
OCNモバイルONE ¥3,000 10GB ¥2,300 ¥55,200 ¥82,800

UQWiMAXは事務手数料3,000円+端末代金が1~2,800円必要となるため、初期費用が変動値となります。

端末込みのトータルコスト

ワイモバイル WiMAX OCNモバイル
9.7WiFi ¥151,504(¥195,856) ¥167,920(¥220,480) -
9.7Cellular - - ¥118,000(¥145,600)
格安SIMとの差額 ¥33,504(¥50,256) ¥49,920(¥74,880)
12.9WiFi ¥171,504(¥215,856) ¥187,920(¥240,480) -
12.9Cellular - - ¥138,000(¥165,600)
格安SIMとの差額 ¥33,504(¥50,256) ¥49,920(¥74,880)

ワイモバイルは3年縛りのため、3年間の総コストを()内に記載しておきました。

予想通りCellularモデルを格安SIMで運用した際、9.7/12.9インチともにWiMAXより2年間で49,920円・ワイモバイルより3年間で50,256円安く運用することが可能であることがわかりました。

わかりきったことですが、格安SIMのコストパフォーマンスの高さ際立ちますね。

SIMフリーモデルの導入コストは、9.7インチは+14,000円・12.9インチ+24,000と重たい負担ですが、外での利用が前提であれば格安SIMg結果的に最も割安な維持費で運用できるプランです。

ポケットWiFi・WiMAX・格安SIMともにまだ値下げ余地はある

今回比較対象となった各サービスですが、まだ値下げ余地があり、どのプランももう1段階トータルコストを削減することが可能です。

ワイモバイルなら、MVNOプロバイダのYahoo!WiFiにすることで7GBプランを、最初の6ヶ月間は月額1,980円・残り30ヶ月を2,480円で契約することができます。

通常の7GBプランと比較して3年合計-47,992円のコスト削減となり、OCNモバイルの10GBを3年利用した金額とほぼ同額となります。

WiMAXもとくとくBBなど3万円近い高額キャッシュバックプロバイダを選ぶことで、2年間の総額を大幅に引き下げることも可能でしょう。

ですが、WiMAXやワイモバイルがどれだけ安くなったとしても、契約プランの幅の広い格安SIMがお値打ちであることに変わりはありません。

10GB2300円プランを3GB1,100円プランに変更するだけで月額料金を1,200円削減することが可能です。

通信費の2年間総額が28,800円となり、iPadPro9.7Cellularモデルで本体料金込みで105,600円。

iPadPro12.9Cellularモデルでも135,600円に収まります。

たまに外で利用したい人には、so-netの月500MBまで0円の0SIMや、FREETELの100MBまで299円の使った分だけ安心プランなど、自分の利用状況に合わせて自由な選択ができるのが格安SIMの強みでしょう。

外出先でiPadProのネット利用を真剣に考えているのであれば、Cellularモデルを購入して格安SIMで運用するのが一番です。

個人的にはso-netの0SIMかFREETELの使った分だけ安心プランが低コストで、使わなければ!といったプレッシャー無用の賢い利用法だと考えています。

映像コンテンツを利用するならWiMAXでも

ただしProの大画面を利用しての動画視聴や、頻繁な画像データの受け渡しをする場合は少し話が違います。動画視聴は特にデータを大量に消費するため、格安SIMやポケットWiFiのワイモバイルでは役不足です。

解像度にもよりますが1時間の動画平均1GBのデータを消費するため、7GBプランでは1日1時間の利用でも1週間で利用制限に到達します。手前味噌ですが、動画視聴やデータのやり取りが多い場合は、大容量通信がウリのWiMAXを利用すると良いでしょう。

パソコンやスマホなどの通信を代用するつもりがなく、iPadProのみの利用が目的であれば格安SIMで十分だと思いますが。

まとめ

iPadAir2Cellularが大きすぎてmini4Cellularに乗り換えた身としては、mini4でも持ち歩きが億劫で滅多に外へ持ち出さないのに、iPadProを持ち出す人がどれだけいるのか疑問ではあります。が、せっかくSIMフリーのCellularモデルが用意されているのですから、気になって計算してみました。

案の定の結果となってちょっと残念ですが、もし新規で購入を考えている場合お金を積んででもSIMフリーのCellularモデルの購入をおすすめします。