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個人名義の格安SIMを法人に譲渡して疲れ果てた全理由

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最近アフィリエイトサイトによく見かけるタイトルでお送りします。

節約とキャリア料金の容赦ない高額料金攻勢に嫌気が差してケータイ乞食を卒業し、格安SIMに乗換えて1年半。

色々あって会社を設立し、節税の為に通信料金を法人名義に切り替える必要にかられました。

格安SIMは個人向けサービスと身をもって知る

はじめは法人名義変更なんて履歴事項全部証明書と所定の書類を提出すれば大丈夫と思ってタカをくくって放置していたのが運の尽き。

調べてみたら多くの格安SIMが法人との契約を受け付けていない。

法人向けはデータSIMのみで、音声SIMの契約は対応しない会社も少なくない。

最も困ったのが個人から法人への名義譲渡に対応していないこと。法人個人両方取り扱いのある格安SIM会社にMNPしても、譲渡できないため法人名義かできないのです。

法人名義の格安SIMで今の電話番号を引き続き利用したいのなら、1度キャリアへMNPして名義譲渡を行った後に再度格安SIMにMNPしなくてはいけません。

自分の番号だけなら今の格安SIMを解約して、法人契約で新しい電話番号を取り直すこともできますが、もう一人役員がいるため無茶はできません。

また、お互い個人事業の時点で電話番号を取引先に渡しているため、番号の変更は先方にも負担を強いることになります。

MNP番号発行手数料や事務手数料は痛いですが、仕事への利用頻度が高いスマホを個人名義で持ち続けるわけにもいきません。

結果的に格安SIMで節約したお金すべてが、諸費用と端末代で吹き飛びました。

節約で浮いたお金の山は、ちょっとした気の緩みであっという間に崩れてしまうのです。

格安SIM音声プランは個人契約を法人契約に変更することができない

リサーチ不足の可能性もありますが、調べた範囲で個人名義の回線を法人に譲渡できる格安SIMはありませんでした。

モバイル回線は譲渡自体が特殊な手続きで、それを個人から法人へ譲るのはその中でもさらにレアケースです。

当然キャリアは幅広いユーザーのニーズに対応するため個人・法人間の譲渡にも対応してくれますが、格安SIMは個人向けサービスの側面がまだ強く法人契約すら受け付けていないサービスも少なくありません。

かくいう私の利用していたDMMmobileも法人との契約には対応しておらず、兄貴分のIIJは法人向けプランはデータSIMのみで音声通話は未対応です。

各社法人向けの通話は負担が大きいことをわかっているのか、音声通話に積極的に取り組んでいる会社は殆どありません。

BIGLOBEも法人契約に対応しているものの、個人名義の回線を法人名義へ移譲はできません。

格安SIMが徹底して法人回線の名義移譲を受け付けないのには何か理由があるのでしょうが、零細法人にとって個人で使っていた回線を法人に譲渡できないのは不便でしかたありません。

近い将来法人化予定で現在格安SIMを検討している人は法人化するまで、乗換えを待つことをおすすめします。

自回線を法人名義にするために一度キャリアへMNP

格安SIMが法人への名義譲渡を認めていない以上、今使っている電話番号を法人名義にするためにはキャリアへMNPする他にありません。

幸い格安SIMのMNPはdocomo、au、SoftBank、ワイモバイルすべての大手キャリアへ乗換可能となっており、会社選びに困ることはありません。

SoftBankは2年解約金以外にも、○○キャンペーン違約金などあちこちに意味不明な地雷が埋められているのでパス。

ワイモバイルはそこそこ魅力的でしたが、ショップが近くにないので候補落ち。

短期間で法人名義で格安SIMへ再度乗換える可能性もあるため、短期解約のペナルティが厳しいdocomoへの乗換えは今回見送りすることにします。

消去法で解約しやすく短期解約ペナルティも緩いauの庭でお世話になることとなりました。

端末を一括購入し半年後のSIMロック解除を待って、残留するか格安SIMにMNPするかを検討することとします。

格安SIMのMNP転出番号取得

MNPするためには格安SIMのMNP転出番号を取得しなくてはいけませんが、大抵の場合ネットで手続が完了するので手間はかかりません。

キャリアだと即日番号発行してくれますが、格安SIMの場合は各社で発行タイミングが変わるようです。

DMMmobileでは最長4日とありましたが、翌日にはあっけなく手続きが完了していましたね。

個人名義でキャリアへMNP

個人回線のMNPですから特に難しいことはありません。ショップでMNP番号を渡して質問に答えて免許提出を済ませれば座ってるだけで手続完了です。

最近は住所の登録や支払い方法の選択もすべてスタッフがパソコンに入力してくれて、お客さんはペン1本持たずに契約が終わるものなのですね。

説明書類にチェックを入れててサインするだけで、印鑑すら不要でした。

端末は持ち込み新規か、一括購入

SIMフリーのiPhoneSEで持ち込み新規も検討しましたが、折角の機会なので最新のiPhone7の128GBモデルを購入することに。

SIMフリーiPhone7が90,504円で買えるのに、auでは90,720円とかわけがわかりませんね。月々サポートが付くからお得(全然お得じゃない)と自分に言い聞かせました。

しかも自分の買った店はオプション5つに加入するか、頭金で5,400円払わないと売らないとかヤクザみたいなことをいうお店だったので、正規料金より5,616円高いiPhone7を買ったことになります。893も裸足で逃げ出すほどアコギな商売してるKDDIですなぁ。

6ヶ月後のSIMロック解除までがまんです。

なお、分割払いは利用しません。

端末月賦払いの回線は譲渡時にローンの再度審査が必要となるため、設立したての法人では審査が難航する可能性があります。結局一括払いを求められることになりそう。

そういった面倒事を避けるためにも、ローンは組みません。

支払いは法人クレジットでも対応可能

個人名義のMNPですが、支払いのクレジットカードは法人名義でも対応してくれます。

名義譲渡時に再度支払い方法の設定がありますが、初月の請求や端末代金の支払いがどのタイミングで発生するか分からないので、あらかじめ法人カードで支払いができることは助かります。

端末購入の領収書は法人宛で出してくれる

一括で購入する際現金またはクレカで支払うことになりますが、端末料金は月額料金と別決済です。

スタッフにお願いをすれば、その場で領収書を発行してくれます。

宛名も会社名で書いてくれるため、会社のカードかお金で支払っておくとよいでしょうね。

法人名義切り替えは契約の翌日以降にキャリアショップで

MNPの転入手続きが終わって、すわ名義譲渡だ、とは問屋が卸してくれません。

書類上の契約は完了したもののauセンターに契約内容が登録されるのは翌日となるため、名義変更やプラン変更を契約当日に行うことができません。

私はそれを知らずに、MNP後その場で譲渡手続きをするため必要書類をフル装備で持ち込んでやる気満々でしたが、「明日改めて来て下さい」と半笑いになったスタッフに言われてすごすご退散する羽目に。

MNPも含めた名義譲渡は余裕を持って行ってくださいね。

なお譲渡手続きは家電量販店では対応できないとのことなので、キャリアショップで手続きをするのが確実でしょう。

名義譲渡には

  • 個人:印鑑証明 身分証明書
  • 法人:履歴事項全部証明書 窓口に来た人の身分証明書 社員証や名刺

を必ず用意して下さい。公的書類は発行から3ヶ月以内です。

譲渡先の法人名義が自分とは別人の場合は一緒に窓口に出向くか、委任状が必要となります。

auは譲渡に1回線2,700円の手数料が請求されることも覚えておきましょう。

MNP転出手数料最低2,000円、事務手数料3,000円、譲渡手数料2,700円の合計7,700円が格安SIMからキャリアにMNPして法人名義に切り替えるために必要なお金です。

再度MNPする場合は9,500円の違約金と転出料2,000円+事務手数料3,000円の合計14,500円必要になるため、再転出は少し慎重になったほうが良さそうです。

格安SIMで使うために端末のSIMロックを解除する

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総務省のSIMロック解除命令により現在発売されているスマホは、契約開始から6ヶ月後にSIMフリー化することができます。

特にiPhoneのSIMフリーは全キャリアのSIMで使える優れた万能端末なので、SIMフリー化は必須でしょう。

将来の手放すときもSIMロック有り無しで買取価格は変わりますから、少しでも価値を高めておきたいものです。

SIMロック解除が終わればSIMフリーiPhoneを持って格安SIMの音声プランにMNPすることもできます。

カケホーダイプランの存在や、手数料地獄を考えると乗換には慎重な検討が必要でしょうが。

再度MNP

ココまで来るのに端末代込みで1回線10万以上お金を使っています。そこからさらに違約金と手数料払ってMNPではお金がいくらあっても足りません。

また法人向けの音声通話SIMは選択肢が少なく、特にかけ放題サービスがキャリと比べて貧弱なため事業向けの回線としてはあまり向いていません。

業務でのスマホ利用状況を考えてサービスを取るかコストを取るかの最終的な判断は事業者に委ねられます。

ハッキリ言えることは将来法人化予定の人は、格安SIMを契約を絶対に避けるべき、ということ。

結局、名義譲渡のためだけに高いお金を払ってキャリアヘMNPしないといけませんからねー。

まとめ

かなりの特殊例ですが格安SIMの個人名義を法人名義に変更する流れを、体験を交えて紹介しました。

私が調べた範囲内ですので、実は音声プランを提供する格安SIMで法人への名義譲渡に対応してくれる会社もあるかもしれません。

一括0円端末を使えばコストを低くすることもできました。せっかくのMNPだからと選んだiPhone7が乗換最大のコストです。

しかしそれを除いても、個人法人ともに書類の準備や転入と譲渡に最低2日間は必要になるなど精神的時間的なコストが大きく、同じ手続きは2度としたくないと思うほどには消耗しています。

格安SIMを法人名義で利用するためにMNPしたものの、違約金まで払って再MNPするべきか悩むところですね。