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きちんと解説!WiMAXノーリミットモードとWiMAX2+の違いとは?

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下り最大440Mbpsと高速通信が行えるハイスピードモードの WiMAX2+通信が主流となっている今、ノーリミットモードのWiMAX通信の存在は薄れかけています。

ギガ放題プランを契約している場合、ハイスピードモードで通信量を無制限に使用できるメリットはありますが、同時に速度制限が設けられているので通信量を使いすぎると回線速度が低下してしまうデメリットもあります。

しかしノーリミットモードであれば無制限にデータ通信が行えて、さらに速度制限無しにモバイル通信を行える特徴があります。

そこで今回はWiMAXの持つ3つの通信モードやWiMAXとWiMAX2+の通信の違いについて説明していきます。

WiMAXのノーリミットモードとは?

WiMAXには「ハイスピードプラスエリアモード」「ハイスピードモード」「ノーリミットモード」の3つの通信モードがあり、モバイルルーターによって通信可能なモードは異なります。

1.ハイスピードプラスエリアモード

ハイスピードプラスエリアモードとは、WiMAX2+とau 4G LTEを利用できる通信モードです。

通常、通信モードはハイスピードモードのWiMAX/WiMAX2+通信に設定されていますが、これをハイスピードプラスエリアモードに切り替えることでauの4G LTE回線(LTEオプション)を利用することができるのです。

LTEモードを利用した際は当月の月額料金に1,005円が課金されますが、800MHzの低い周波数帯を利用することができるため、ハイスピードモードでは電波が弱くて通信が途切れやすいエリアやWiMAXエリア外であっても通信を行えるメリットがあります。

ただしギガ放題プランを契約しているユーザーがハイスピードプラスエリアモードを月に1度でも利用した場合、無制限であるはずのデータ通信量が当月末まで7GB制限へと変更されるので注意しておきましょう。

これを回避するためにはLTEとWiMAX2+をこまめに切り替えて、LTEの7GBを消費しきらないようにしてください。

2.ハイスピードモード

ハイスピードモードとはWiMAX/WiMAX2+通信を利用でき、2016年11月現在下り最大440Mbps、上り最大30Mbpsと高速インターネット通信を実現した通信モードです。

この通信モードではWiMAX2+通信が優先的に接続され、WiMAX2+がエリア外になった場合はWiMAX通信へと切り替わります。

そのため通信速度が遅いと感じる場合はWiMAX通信へと切り替わっている可能性があります。

3.ノーリミットモード

ノーリミットモードとはWiMAX通信を行える通信モードです。

以前のWiMAX通信の速度は下り最大40Mbps/上り最大13.3Mbpsでしたが、キャリアアグリゲーションが進んでいるエリアではWiMAXの周波数帯をWiMAX2+に割り当てているため、現在の通信速度は下り最大13.3Mbps/上り最大10.2Mbpsと大きく低速化しています。

ノーリミットモードを使用する場合、通信制限無しにデータ通信を行うことができるため思いっきりネットワーク通信を行えるメリットはありますが、速度がかなり遅いので通信にストレスを感じる可能性があります。

理論値では13.3Mbpsですが、実測は3Mbps以下といえわれており、この速度は3G回線のガラケーと同程度です。

またノーリミットモードはWiMAX2+エリア外かつWiMAXエリア内のみ、対応端末が自動的に切り替えるモードのため、ユーザー側が自由に利用することはできません。 現在WiMAX2+のエリア整備が進み、WiMAXのみ通信できる地域が少なくなってきました。

ノーリミットモードの速度通信無制限は魅力的ですが、実際恩恵に与れる人はかなり少ないといえるでしょう。

WiMAX2+通信とWiMAX通信の違い

<WiMAX2+通信>

下り最大440Mbpsと高速なインターネット通信が可能なWiMAX2+通信には、データ容量7GB制限のUQ Flatツープラス(通常プラン)と使い放題のUQ Flatツープラスギガ放題の2種類の料金プランがあります。

WiMAX2+を使用するにあたって注意することは通信速度制限があるということです。

7GB制限プランの場合、データ通信量が7GBを超えると通信速度が128kbpsとかなり低速化するのでたっぷりインターネットを楽しみたに人には向いていません。

またギガ放題プランの場合、3日のデータ通信量の合計が10GBを超えた際に翌日18 時頃から翌々日2時頃まで通信速度が1Mbps程度まで速度が低下します。

しかしWiMAXプロバイダであるUQコミュニケーションズの公式サイトでは、速度制限後も「YouTube動画の標準画質が視聴可能なレベル」を提供するとしているので、よほど容量の大きいデータ通信を行わない限り今まで通りインターネット通信を行えます。

以前、この3日10GB制限は3日3GB制限でしたが、制限にかかるまでに使用できる通信容量が大幅に増えたことで速度制限にかかりにくくなりました。

そのため、現在も3日3GB制限を設けている他社のモバイルWi-Fiルーターよりもかなり有利な通信サービスであるといえます。

www.mukyoyo.com

<WiMAX通信>

下り最大13.3MbpsとWiMAX2+の通信速度よりはるかに低速なWiMAX通信は、ハイスピードモードまたはノーリミットモードにて通信を行うことができます。

前にも述べたように、ハイスピードモードではWiMAX/WiMAX2+通信を行うことができ、WiMAX2+通信が優先されるためエリア外となった場合はWiMAX通信に自動で切り替わる仕組みとなっています。

もう一方のノーリミットモードではWiMAX通信のみとなっており、この通信モードで通信する場合は通信量制限も速度制限もないため、それらを気にすることなくデータ通信を行えるメリットがあります。

しかし現在プロバイダで購入できるWiMAX機種は全てノーリミットモードに対応していないため、WiMAX通信はハイスピードモードのみで通信可能です。

ノーリミットモードは完全無制限の通信が可能

ノーリミットモードは速度制限の対象外なので、通常プランやハイスピードプラスエリアモードを利用したときの月間7GB制限や3日10GB制限にかかることがありません。

つまり、ギガ放題プランを契約していてノーリミットモードで1日10GB通信した場合でも速度制限にかかって速度が低下することはありませんし、通常プランでハイスピードプラスエリアモードとハイスピードモードの当月の通信量が7GBに達していなければ128kbpsに制限されることもないのです。

さらに月間7GB制限プランを契約している場合でもノーリミットモードは制限の対象外なので、対応ルーターであれば理論的には引き続き快適にインターネットを使用できます。

ノーリミットモードが実用的でない理由

ノーリミットモードに対応しているWiMAX端末で2016年時点で購入できる現行機種はWX02とUroadHome2+のみです。 カタログ落ち機種としてはWX01、HWD15、NAD11、USB型と複数販売されていました。

現在プロバイダではUSB型以外の機種を取り扱っておらず、購入可能な最新ルーターはノーリミットモードに対応していないか、対応していても手動で切り替えができないためWiMAX2+エリアでWiMAXを選択して利用することができません。

したがってノーリミットモードを使用したい場合は、Amazonなどのネット通販で白ロムを購入する必要があるのです。

WiMAX通信が近い将来停波される可能性

WiMAX本家であるUQコミュニケーションズは今後の通信高速化について計画書を総務省に提出しており、それには2018年4月にWiMAX回線をWiMAX2+回線へ完全移行する予定であることが記載されています。

そうなれば現在使用可能なノーリミットモードを利用できなくなるので、これからWiMAXオンリーの白ロムを購入したとしても約1年しか使用することができず、端末代が無駄となってしまいます。

それよりも速度制限はありますが、WiMAXよりも高速で無制限にデータ通信を行えるWiMAX2+のギガ放題プランをはじめから利用する方が良いでしょう。

まとめ

WiMAX通信はWiMAX2+通信に取って代わられつつあり、通信速度も対応エリアもWiMAX2+の方が勝っているため、WiMAX通信を利用したノーリミットモードは実用性を失っているといえます。

かつてはWiMAXルーターでノーリミットモードに切り替えて利用することで、WiMAX2+のデータ利用を節約して速度制限対策をすることが可能でしたが、最近の機種では手動で切り替えられなかったり、そもそもノーリミットモードを搭載していなかったりするので、その方法を取れなくなってきています。

ノーリミットモードに手動で切り替えられる機種は3つしかありませんが、うち1つはUSB型の機器なのでスマホやタブレットで利用したり複数台接続したりするのであれば選択肢にはなりません。

残り2つは最新の最大440Mbps通信には対応しておらず、最大110Mbpsと速度面で不満が残ります。

そればかりではなく現在プロバイダではそれらの機種を取り扱っておらず入手困難となっています。

ノーリミットモードの選択的利用が難しくなっている以上、無理に利用方法を模索するよりも制限とうまく付き合いながら大容量の高速通信を楽しむことを考える方が実現的でしょう。