ポケットWi-FiでPS4はプレイできるのか?Ping値でどれくらい遅延するの?

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PS4をインターネットにつなぐのであれば、基本的には光などの固定ブロードバンド回線を選択するのが定石です。

しかしフレッツ光などの光回線は速いと言え、手続きや工事で利用開始までに時間が必要なことも少なくありません。

一方ポケットWi-Fiは、通信速度など大丈夫なのか心配になります。

結論から言えば、PS4のようなハイエンドコンシュマー機のポケットWiFi利用は、ポケットWiFiの性能面で厳しい側面があるものの100%利用不可ではありまえせん。

ただゲームによっては要求される回線反応速度を満たせず、ラグい糞プレーヤー呼ばわりされるリスクもあるので注意が必要なことも確かなのです。

ポケットWi-FiでPS4のゲームを快適に遊べる?

ゲームはキレイな動画や音楽など、通信量が多く必要と思われがちです。

しかし、実際は大きなデータはゲーム機本体にあります。通信の内容はキャラクターの位置座標やどの動作をとったかといった、比較的少ない情報です。そのやり取りしたデータを元に、映像や音楽はゲーム機内から読み込んでいます。

したがって、光回線などの高速インターネット接続でなくとも、ほとんどのゲームは全く問題なくプレイできるのです。

多くの方が利用しているWiMAXとワイモバイルの通信速度をみると以下のようになります。

  • WiMAX:下り最大110Mbps〜440Mbps
  • ワイモバイル:下り最大75Mbps〜612Mbps
  • フレッツ光:下り最大100Mbps〜1Gbps

もちろん、上記の速度はカタログに表記されている最大値なので、実際の通信速度は地域や時間帯などによっては大きく変動します。

一般的に、PS4のオンラインゲームが快適にプレイできる通信速度は2Mbps〜7Mbpsです。スペック上はどの通信回線もゲームをプレイするのに支障がない通信速度は出してくれるようです。

ポケットWi-Fiの速度制限に注意

通信速度は問題ないことがわかりましたが、ポケットWi-Fiの多くは2種類の通信速度制限を設けています。

  1. 月間の利用可能なデータ量を使い切った場合の制限
  2. 直近3日間の利用量が10GBを超えた場合の制限

通信事業者やプランによって、通信速度制限の扱いが異なります。ここでもワイモバイルとWiMAXを比較してみましょう。

ワイモバイルの場合

ワイモバイルでは、プランに応じて月間のデータ量が異なります。

Pocket Wi-Fiプラン2とPocket Wi-FiプランLでは「アドバンスモード」という月間利用データ量を超過しても、速度が遅くならないオプションがあります。ゲームでポケットWi-Fiを利用するとデータ量が多くなりがちなので、アドバンスモードを利用できるプランが必須です。

ただし、アドバンスオプションの接続モードはAXGPとFDD-LTEという通信方式に限定されます。

機種によりますが、最高速度612Mbpsの603HWを利用している場合、FDD-LTEの最高速度は350Mbps、AXGPの最高速度は261Mbpsです。

つまりアドバンスモード中は通常モードよりも体感速度が遅くなる可能性があります。

月額料金 月間データ量 超過時の速度 アドバンスオプション
Pocket WiFiプラン2 3,696円 7GB 128kbps 684円
Pocket WiFiプラン2ライト 2,480円 5GB 128kbps ×
Pocket WiFiプランL 4,380円 7GB 128kbps 0円
Pocket WiFiプランSS 2,480円 5GB 128kbs ×

どのプランも通信速度制限を受けると、最大128kbpsまで通信速度が遅くなります。先程お伝えした通り、PS4でオンラインゲームをプレイするためには2Mbps〜7Mbpsが必要です。ワイモバイルで通信速度制限を受けると、全くプレイできない通信速度まで落とされてしまいます。

WiMAXの場合

WiMAXでは、月間データ量の制限がないプランがあります。オンラインゲームはデータ量の消費が多くなりがちなので、月間の容量を気にしなくていいのは大きなメリットですよね。

月額料金 月間データ量 超過時の速度 LTEオプション
UQ Flatツープラス ギガ放題(3年) 4,380円 使い放題 1Mbps 有0円
UQ Flatツープラス ギガ放題(2年) 4,380円 使い放題 1Mbps 有1,005円
UQ Flatツープラス ギガ放題(3年) 3,696円 7GB 128kbps 有0円
UQ Flatツープラス ギガ放題(2年) 3,696円 7GB 128kbs 有1,005円

郊外や山岳部などで、WiMAXの電波が届かない地域で利用する場合はLTEオプションが必要です。LTEオプションはau 4GLTEエリアが利用可能になるので、人口カバー率99%と、ほぼ全国で利用可能にする便利なオプションです。

しかし、LTEオプションを利用中は月間7GBのデータ量制限があります。

WiMAXでも、7GB制限があるプランやLTEオプションを利用中に月間7GBを超えて利用すると、最大128kbpsまで通信速度が遅くなります。

LTEオプションは利用せず、UQ Flatツープラス ギガ放題の無制限で利用すればPS4のオンラインゲームも快適にプレイできますね。

3日間の制限はワイモバイルもWiMAXも共通

ワイモバイルもWiMAXも共通して直近3日間で10GBを超えた利用に通信速度の制限を設けています。

直近3日の利用制限

データ利用量 制限期間 制限速度
ワイモバイル 3日間10GB 翌18時~2時 約1Mbps
WiMAX 3日10GB 翌18時~2時 約1Mbps

24時間制限されることはなく、夕方以降の通信が混み合う時間帯に速度を制限されます。月間利用量の制限と比べ、制限中の速度でもおおむね1Mbps程度の速度は出してくれます。

通信頻度の少ないゲームであれば、かろうじてプレイできる可能性はあります。しかし、決して快適ではないので3日で10GB以上使わないように利用しましょう。

Ping値がプレイに影響するゲームには向かない

速度制限にかからなければ、ポケットWi-Fiの通信回線でも問題なくオンラインゲームがプレイできることがわかりました。

しかし、FPSなどプレイヤー同士が対戦するゲームでは、通信速度よりも遅延(ラグ)の発生が大きく影響します。

ラグとは、プレイヤー同士の通信の応答速度の差で、画面の中の状況が一致しない状態です。

FPSゲームでの具体的な状況を例にあげると

  • 交戦中に障害物の後ろ隠れたのに撃たれた
  • こちらからは見えていないのに撃たれた
  • 5発撃ったはずなのに、リプレイを見ると1発しか撃っていない

など、プレイした内容が正常に処理されず、相手がチートをしているとしか思えない挙動がおこりえます。

ラグの原因で最も多いのが、通信回線の応答速度が遅いことです。

通信の応答速度はPing(ピン)と呼ばれ、FPSなどで遅延が発生しにくいPingは50ms(ミリ秒)以下です。さらに20ms以下ならラグを感じることはまずありません。

一般的なFPSプレイ時のPing値による遅延度合い

Ping値 遅延頻度 備考
~20ms 皆無 非常に快適にプレイ可能。自分の画面内では遅延は発生しない
21~50ms まれに発生 基本的に問題なくプレイ可能。相手のPingが極端に速いとたまに遅延を感じる程度
51~100ms 頻繁に発生 プレイは可能だが、頻繁に遅延を感じてイライラすることも。
101~150ms 常に遅延 常に大きく遅延。ゲームとして楽しめる状態ではない。
150ms~ 接続不可 頻繁にサーバーから切断され、ゲームできる状態ではない。

フレッツ光など、光回線の有線LAN接続のPingは環境にもよりますが5〜20msと非常に高速です。Ping値を1桁台で安定させたいのであれば、Nuro光のように自宅に専用の回線を引くタイプの光回線を選択するとよいでしょう。

一方、ポケットWi-Fiの場合、Pingはエリアと電波環境に大きく左右され、30〜100msとかなり振れ幅が大きくなってしまいます。

電波環境が悪いと、150msを超える可能性もあります。

50ms以下であればプレイに問題ありませんが、Pingの良し悪しは全く保証されていません。また、各ポケットWi-FiのエリアチェックでもPingはわからず、実際に使って測定しないと目に見えない数値です。

主にFPSなど、遅延の影響が大きいゲームをプレイしたい方は、光回線の導入を検討する方が快適にプレイできるでしょう。

どうしてもポケットWi-FiでFPSなどをプレイしたいのであれば、UQ WiMAXが「Try WiMAXレンタル」という15日間の試用サービスを行っています。

FPSはネット回線の品質に大きく依存するので、いきなり契約せずにレンタル品で通信速度とPingが問題ないかチェックしてから利用しましょう。

ソフトウェア更新でのデータ量の大量消費には注意

ポケットWi-FiでPS4を接続して利用する場合、もう1つ気をつけたいことがあります。 それは「ソフトウェア更新のデータ量」です。

ソフトウェア更新と聞くとパソコンやスマホの感覚で「更新しなくても大丈夫」と感じる方が多くいます。しかし、オンラインゲームでは世界中の人とプレイするので、最新バージョンにしないと接続できません。

  • PS4のシステム:数百MB〜数GB
  • インストールしたゲームタイトル:10GB〜20GB

ソフトウェア更新には、PS4本体ソフトウェアの更新とゲームのソフトウェア更新の2種類があります。PS4本体ソフトウェアの更新は多くても数GBなので、ポケットWi-Fiを利用しても実行可能です。

しかし、ゲームタイトルの更新は一度に10GB以上消費します。更新をかけると、向こう3日間は夕方以降の速度制限がかかり、通信速度が1Mbps程度まで遅くなってしまいます。

更新後の3日間は耐える必要があるので、あらかじめ注意しておいてください。

なお、自動更新設定になっていると、知らずに更新されて遅くなってしまう可能性があります。

設定 → システム → 自動ダウンロード から、アプリケーションのアップデートファイルの自動更新はOFFに変更しておきましょう。

より高速でギガ放題プランのあるWiMAXがおすすめ

ワイモバイルとWiMAX の2社のポケットWi-Fiは、PS4での利用に問題ないことを解説してきました。

ワイモバイルとWiMAXのどちらにするか迷いそうですが、PS4での利用では、ぜひWiMAXを選んでください。

一見して月額料金や速度も同等に見えます。そのため余計に悩ましいのですが、安定して高速通信ができるWiMAXの方が優位です。

ワイモバイルはLTE通信がメインでアドバンスオプションはあくまでもオプションの扱いです。

これは電波選択や端末のUIではっきりと現れています。うっかりLTEのままネットについないでしまうこともありえるのです。

使い放題と思いきや、アドバンスモード中に遅くなってしまっては本末転倒ですよね。

その点WiMAXはLTEオプションを利用できない端末を選べば、うっかりLTEの制限に引っかかってしまうリスクは皆無です。

また、WiMAXは試用レンタルもできるので、実際に使って問題ないかチェックすることもできます。申込みリスクがなく試せるので、契約後に使えなかったトラブルが避けられます。

以上のことから、PS4での利用はWiMAXをおすすめします。

まとめ

PS4の多くのゲームタイトルは、ポケットWi-Fiでインターネット接続しても問題なくプレイできます。

  • FPSなど、遅延の影響が大きいゲームには向かない
  • ソフトウェア更新は3日間の速度制限にかかる可能性がある

上記の注意事項はありますが、この2点が問題なければ快適にオンラインゲームを楽しめます。

また、ポケットWi-Fiは、外に持ち出してPSPなどのゲーム機のインターネット接続にも使えるので、家の固定回線より小回りの効いた利用ができます。

ぜひお持ちのPS4をインターネットに繋いで、オンラインゲームを楽しんでくださいね。