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短時間睡眠法より時間の無駄使いを撲滅!たくさん眠っての仕事の質を向上させよう

若いころにショートスリーパー気取ってました

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短時間睡眠とは、短い時間で日中のパフォーマンスを最大限発揮することを正義とする現代で、成功者に必須とされる殺人スキルである。

人間はレム・ノンレム睡眠の1サイクルで疲労が回復するという研究報告を根拠に、睡眠時間を削って日中の活動時間を増やして何かを成し遂げようとする人の向上心に、そっとつけこむ悪魔のささやきにも形容できます。

何が言いたいかというと、短時間睡眠なんて研究者によって報告内容がバラバラなのに、無理して導入しても失敗するよ、と経験者として伝えたいのです。

なおこれは仕事や勉強時間を増やして成果あげたい、短時間睡眠検討者に向けて書いています。

専門家は短時間睡眠に懐疑的…らしい

人間の睡眠については、まだわかっていないことや研究されていない分野も多く、短時間睡眠に関しても意見が別れています。多くの睡眠専門家は短時間睡眠は不可能と報告しており、自分も多数の意見になびくカタチでその意見を支持します。

ただし、人によって適切な睡眠時間には開きがあり、10時間以上の睡眠が必要な人から、5,6時間程度でも大丈夫な人もいるので、短時間睡眠そのものがありえないものとは断言できません。睡眠障害によるものの可能性も否定出来なので、単純な自己申告の短時間睡眠・ショートスリーパーには懐疑的ではありますが…。

結局のところ、短時間睡眠とは言っても仮眠をとっていたり、ショートスリーパーになりたいがために目を充血させて言い張っている人も多いので、実際本当に3時間程度の睡眠で精力的に活動できる人は極一握りだろうと勝手に想像しています。

時間の無駄遣いの見直しを

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あくまで個人として短時間睡眠には否定的な立場ですが、やりたい人を非難するつもりはありません。自分も過去に数度短時間睡眠に挑戦したことがありますから、チャレンジしたい気持ちは十分理解できます。

たくさんの成功者や有名人が短時間睡眠の実践者として、書籍などにも取り上げられているので、その成功に肖りたい人には避けては通れない道なのかもしれません。ですが、成功者は短時間睡眠を実践していたから成功したわけではなくて、成功するためにガムシャラに働いていたら寝る暇もなく、その環境になれてしまったような印象を受けています。成功の秘訣を教えるにあたり、脇目もふらずに頑張った、では再現性がありませんから誰でもわかりやすい睡眠という切り口で人に教えたのではないのでしょうか。受け取る我々もがんばりましたではなく、より具体的な睡眠に切り込まれることによって、何かそれが権威のある行動と錯覚しませんか?自分だけでしょうか?

先にも書いたように、多くの睡眠研究者は短時間睡眠に懐疑的です。現時点では、不可能とさえいわれています。当然科学ですから、将来の研究次第で180度違う答えになるかもしれません。が、自分なら成功者の個別回答よりも、客観性の高い学者の発言を支持します。

睡眠時間を何時間削ってもあなたの自由ですが、時間を削って何をするのか明確な目的がない短時間睡眠はパフォーマンスを落とし健康を害するだけです。寝る時間を削る前にTwitterやネット、テレビを見る時間を削ることを優先してください。

借金好きな日本人は、睡眠でも負債まみれ

短時間睡眠は日中の活動時間を伸ばせるメリットがあるのですが、向いていない人が取り組むと集中力や認知力の低下による、ミスが多発するようになります。

要領がわるく作業が進まないので少しでも活動時間を確保して、仕事や勉強、趣味に打ち込もうとして短時間睡眠を実践しているのに、寝ても寝てなくても成果が変わらないような事態に。

その要領の悪さや凡ミスは、実は睡眠の質や時間によるものかもしれないのです。

“睡眠負債”は、週末に返済できる? - 日経トレンディネット

いわゆる睡眠負債に対する研究の記事ですが、寝不足になることで日中のパフォーマンスが大幅に低下し、その影響は翌日以降も続くことがわかっています。

短時間睡眠の目的が効率向上のはずが、実は能率を大幅に低下させる可能性を示唆している面白い研究だと思います。例外は当然あるでしょうが、自分が凡人だと知っていると、取り組むにはリスキーなライフハックであることがよくわかります。

ショートスリーパーとはナポレオンのように歴史を動かす、選ばれた人に与えられた天賦の才能なのでしょう。そんな彼もお昼寝してたみたいですけど。

まとめ

睡眠時間を削るのはあなただけの活動ですから一見簡単そうです。ところが、ドデカイしっぺがえしが将来に待ち受けています。

質や時間の確保は、仕事や環境の問題が山積みで取り組みたくないかもしれません。ですが、その問題がパフォーマンス低下の原因であることが多く、その問題が片付くと眠りの問題も解消されていくことがままあります。どうせ努力するなら、まとめて問題の片付くほうに取り組むほうが効率的だと思いませんか?

睡眠の時間を削るより、睡眠の質を上げ仕事やプライベートのパフォーマンスを向上させることにより、寝る時間を確保することのほうがずっと簡単で、確実。これを伝えたかったコラムでした。