Nuro(so-net)モバイルの0 SIM使い道を検証

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ソネットが500MBまで月額0円で利用できる非常にユニークなサービス0SIMを発表しました。

その名の通り、500MBまでなら月額使用料無料で利用できるという、儲けが発生するのか心配になるとんでもプランです。

実際500MBという数字は、近年の音楽ストリーミングサービスや映画見放題のサービスには貧弱なバンドル料と言わざるを得ませんか、上手に利用することで月の通信量を今まで以上に削減できる可能性を秘めたサービスといえるでしょうね。

そこでこのサービスがどういう場面で有効に活用できるのかを、自分なりに考えてみました。

500MB超えると5GBまで定量課金制に移行するため、素人向きではありませんが使い方次第では大化けするサービスといえますね。

1GBが損益分岐点

ソネットの0 SIMは500MBのパケット通信まで無料で、それ以降は2GBまで100MB/100円単位で課金されていく2段階定額制のシステムを採用しています。

最大2GBまで使うとそれ以降5GBまで1600円の定額制となり、5GBで128kbpの速度制限がかかります。

1GBまでなら月500円なので、DMMの1GBプラン590円よりも安いので1GB未満なら0 SIMの対費用効果が高いといえます。その代わりデータ量のマネジメントが必要になるため、90円の価格差をどう受け止めるのかはユーザーごとに変わるでしょう。

500MBまで0円という、メリットをどうやって活用するのかが重要なSIMであるといえます。

3G回線設定で使う

最近の格安スマホの殆どはLTEによる高速通信に対応していますが、設定でLTE通信を切にすることで3Gモードで利用することが可能になります。

3G回線は実測で3Mbps程度の速度になりますので、使いすぎ防止の一助になるはずです。

iPhoneなら設定>モバイルデータ通信>LTE回線を使用のバーをOFFにすることで、3G回線に切り替わります。

ただし通信速度を遅くするだけで、500MBに通信を制限するわけではないのでご注意ください。LTEの陰に隠れていますが、日本の3G回線はかなり優秀でYouTubeも普通画質なら難なく再生してしまうくらいです。

遅いからダイジョブと思ってると、あっという間に制限量超過なんてこともありえます。3G回線に切り替えることは、ただ蛇口を絞るだけです。出しっぱなしでは結局変わりませんので、細かな節約意識が必要になります。

Androidのスマホなら、設定で指定データ量に近くなったら警告をしてくれますから、活用してみるのもいいですね。

外出先や休憩中のネットブラウズやLINEのテキストオンリーなら、500MBでも意外となんとかなるかも。

しかし意識的に容量の大きな通信は自宅のWi-Fiに逃がすなど、データのマネジメント意識を持たないといけませんので、いろいろと手間はかかります。

特に屋外の活動が多く、隙間時間の多い学生は500㎆では足りなくなる可能性が高いです。子供に持たせるSIMには向いていないと思います。

SIMフリータブレットのお供に

毎日使うスマホとは違い、SIMフリータブレットは利用頻度にムラがあることが多いものです。

私もiPadmini4のSIMフリーを持っていますが、毎日持ち歩くことはないですね。SIMフリータブレットの通信機能は一種のお護りみたいなもので、通信可能であることよりも、通信できる安心感を買う端末と言えます。

0 SIMなら500MB以下の通信量なら0円なので、月数回出先で通信するためのタブレットに刺しておくのは賢い活用法と言えるでしょう。

注意点はバックグラウンド更新を有効にしていると、勝手に通信されて500MB以上使ってしまいかねないこと。自動更新設定は切っておくようにしましょう。

また、3ヶ月間通信しないと強制的に解約されてしまうので注意が必要です。めったに使わない人の漬物用途には向きませんので、月数回定期的な利用が確実な人のためのプランといえます。

PSVITA用の回線として

NTTdocomoはVITA用のプランとして、月2381円からの定額プランを用意していますかが、0 SIMを利用したら維持費0円で500MBまで使えるので対費用効果が高いですね。

もともと128kbpsでも最低限の通信機能が使えるPSVITAですから、このプランとの相性は高いといえます。

あまり向いていない利用方法

ここからはあまり向いていない利用方法を簡単にピックアップしていきます。

モバイルルーター

モバイルルーターはいろいろな端末に接続できることから、使い方を間違えると一気にデータを消費してしまいます。

またルーターの電源が入っていると、過去に繋いだ端末に自動接続されることがあるため、いつの間にか接続先がルーターになっていることも。

パソコンはデータ通信量がスマホやタブレットよりも多く、あっという間に500MB超過してしまいます。電源切り忘れで、知らないうちに0 SIMで大量に通信するリスクを考えると、ルーターでの使用は控えるべきです。

LTEスロット付きノートPC

VAIOS11やSurface3のように、PC単体でLTE通信が可能なラップトップPCでの使用もルーターと同じ理由で避けるべきでしょう。

大容量のデータを扱うPCに二段階課金制のSIMは相性が悪いと言わざるを得ません。1,000円未満で3GB以上の通信ができるSIMが出揃っていますので、そこから選ぶことを強くオススメします。

まとめ

ソネットの0 SIMは、個人的な印象として、「0円だから~」という理由で初心者が手を出すようなSIMではないように思います。

1GBまではデータ管理やパケット節約のスキルが要求され、1GBを超えた時点で他社プランよりも割高になってしまう料金体制が最大のネック。

すでに複数枚SIMを所持している人の、遊びの一枚としてなら面白い選択です。

漫然と利用するには向いていない2段階定額制は、普段スマホを何気なく利用している人たちにとってあまり優しいシステムではありません。

逆に自分で工夫ができる人であれば、このSIMの特性を活かして大幅に通信料金を圧縮できる可能性を秘めていることから、SIM愛好家に取っては夢が広がるアイテムと言えます。

こういうマニア向けのアイテムですから、ファンばっかり契約してソネットさんに儲けが出るのか心配にはなるのですけどね。

きっちり500MBしか使わない契約者を1万人ゲットしても利益にならないでしょうから。