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ネットワーク帯域を強化したスマモバLTE使い放題プランポケットWi-Fiの実力は?

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公式にはアナウンスされていませんがスマートモバイルのLTE使い放題プランの回線が2倍に強化されて速度アップと、回線混雑時の通信速度が上昇しました。

これまでのスマモバdocomoポケットWiFiは、調子の良い時に5Mbps・混雑時は1Mbps切ることも多いサービスと言われてきました。

速度測定も人によってムラの大きな回線だったので、かなり酷評されているSIMでもありましたが、docomoの回線網を利用して使える大容量データSIMとしては後発組の中でも、挑戦的で意欲的なプランを提案している会社なのもあって、個人的には今後の動向にも注目しているサービスです。

LTE使い放題プランの回線増強使いやすくなったスマモバ

スマモバはLTE使い放題プラン以外にプレミアムやナイトパックなど、時間帯に応じて通信速度が変化する珍しいプランを採用している格安SIMです。

世間的な評判は別にして私個人はスマモバの無制限プランは、業界で最も使い勝手の良い格安SIMであると考えています。

格安SIMの中でも、使い放題や無制限と呼ばれるプランは数多くありますが、その多くは回線速度が低く使い放題を期待して購入した人たちに、理論値と実測の速度差(ベストエフォート)の厳しさをまざまざと見せつけてきました。

自分も経験しましたが、無視制限SIMという鳴り物入りで登場した「ぷららもばいる」はよくて1Mpbsが関の山で、ヒドイときは100kpsを下回ることもしばしば。

当時開催していた1ヶ月無料キャンペーンを利用して早々に解約してしまう苦い思い出があります。

キャンペーンを利用して、本当に無料解約するとは思ってもいませんでした。

格安SIMの無制限プランにはそれだけ期待が大きく、初月解約はその期待の裏返しだったのです。

その後も無制限SIMは数種類発売したのですが、その中でギリギリ使えるレベルと思えたのがスマートモバイルのLTE使い放題プランでした。

スマモバも完璧なSIMではない

世間が求める格安SIM使い放題のハードルが高いのか、結構な酷評を受けているスマモバですが、利用した限りではサービスイン当初でも実測値で4MbpsがでていてPC利用でも実用レベルの速度が出ていました。

ただし、通信速度制限が存在しており、3日5GB程で通信速度が128kbpsほどに低下したため使い放題というには少々無理のあるサービスとも言えます。

またお昼や夕方などの回線混雑時間帯の速度低下も激しく、1Mbpsでるなら良い方、800kbpsを下回ることもしばしあったため、長時間の動画視聴には不向きな部分もありました。

よくよく考えれば、docomoの回線網を利用して完全使い放題で実測5Mbpsが常時でる格安SIMなんてビジネスモデルとして成り立ちませんから、速度制限が発生するのはある程度予想できたことです。

長時間の動画視聴をしたいのであれば、WiMAX2+のように速度制限が発生しても6Mbpsを維持して、月1000GBでも使えるポケットWiFiを契約するべきです。その際のエリア問題に関してはある程度の割り切りが必要になるのは仕方がないことなのです。

ネットワークを強化したスマモバLTE使い放題プランの実力は?

スマートモバイルの使い放題SIMの何が使いにくいかというと、回線速度のムラが激しいことにつきます。

ある時間帯は当たり前のように見れていた動画が、ある時間帯は低画質じゃないと再生できないことはよくありました。

利用者の間の報告にも差があり、毎日4Mbps出る人もいれば常時800kbps程度しか出ない人もいました。コレはネット上の報告ではなく実際利用している人にヒアリングして確認した情報です。

そのせいかネット上でも好評と酷評の2つに割れていて、利用者の状況でかなり差が出る半丁博打のような格安SIMだったのです。

このように回線速度について、いろいろと言われる事が多いスマモバですが、最近LTE使い放題プランのみ2倍のネットワーク強化を行い回線速度がアップしたのはあまり知られていません。

実際使ってみるとわかりますが、2倍の強化の通り通信速度が大幅に上昇しこれまで気になっていた通信の速度のムラっ気が鳴りを潜め、非常に使いやすい環境に変化しました。

Amazonプライムビデオ動画を際しても、突然の画質劣化や引っかかりがなくなり、HD画質を安定してストリーミング再生するほどには、高速かつ安定した通信環境となっています。

速度を測定してみると、回線負荷が少ない深夜0時台の測定値は20Mbpsを超える使い放題とは思えない結果となりました。

新幹線による高速移動中の速度は5Mbps程で、パソコン利用やデータのダウンロードにも十分な速度が確保できています。

トラフィックが増える朝10時の渋谷で測定は、15Mbpsを記録して、使い放題プランのSIMとは思えない優秀な数値を残しています。

ですが、17時以降回線混雑が始まる時間は1~2Mbpsと一気に速度が落ち込みます。

これは他の格安SIMでも同じ傾向がありますし、1~2Mbpsなら動画もギリギリ視聴可能な速度なので、スマモバが特別遅いわけではありません。

むしろ使い放題SIMとしては、速度確保にそうとう腐心している事がうかがえます。

正直言えば、この回線増強を大々的にアナウンスしないのが不思議なくらいですね。とはいえ、他者ライバルの使い放題プランが2,200円~2,760円の価格で提供されていることを考えれば、3,480円の使い放題SIMですから、これくらいの差別化は当たり前かもしれません。

実測数値とその数値で何が出来るのか?

混雑時間帯でも1Mbpsで、それ以外の時間では20Mbpsも期待できるため、大抵のことはなんでもこなすことができます。

3日5GB程度の利用なら速度も制限されないため、大きめのアプリや動画の連続視聴も可能です。

向かないのは、ニコ生主やゲーム実況など動画をリアルタイムでアップする用途くらいでしょうか?

通信速度制限が存在するため固定回線の代替えに利用するのは無謀ですが、格安スマホやポケットWiFiで利用するSIMとしては及第点と呼べるSIMではないでしょうか?

いまでも回線負荷テストのため、かれこれ4時間近く動画を流していますが、途切れることなく視聴できています。

ただし3日3GB制限が存在し、速度制限は上下200kbpsとなっています。実際は30GBプランくらいのつもりで利用するといいでしょう。

高速通信は月30GBまでしか使えないので使い放題SIMと言うにはちょっと無理があるようにも思いますが、LTEで利用できるポケットWiFiの通信容量はその多くが7GB程度だと考えれば大容量プランであることに変わりはありません。

実際格安SIMイオンモバイルの料金表では、30GBプランを6,480円で提供しています。スマモバのLTE使い放題プランの提供価格が3,480円・ポケットWiFiセットが3,980円ですから実に3,000円近い価格差が生まれます。

月30GB以上使いたい、でも3,000円台に価格を抑えたい欲張りさんは、WiMAX2+を利用するしかありません。

WiMAXは正真正銘の使い放題ですので、今後格安SIMのサービスが向上したとしても無制限でWiMAXを上回ることはまずないでしょう。

そもそもモバイル通信はデータ利用に制限を設け、利用量に応じて料金を取るべきという考え方は国の方針だからです。

EPARK登録不要により、契約しやすくなる(以前まではイーパークに申し込みたくない人、申込みが面倒な人でも契約が可能になった。)

ネットワーク増強によるサービス品質向上と同時に、申し込みフォームも変更されていました。

スマモバの格安SIMは、これまではEPARKと呼ばれるサービスに登録して、初めて申し込み資格が与えられるサービスでした。

格安SIM一つ契約するのに2重のユーザー登録が必要な申込みの流れは、スマモバに興味を持ったユーザーの取り逃がしになっていたはずです。

なぜEPARK登録が必須なのか理由はわかりませんが、会社側の都合で必要のないユーザー登録をさせられる煩わしさは相当のものです。

私は興味がある側の人間なので契約する意志が強いから、EPARKの登録も我慢できましたがそれでも2重の登録には嫌気が差しました。

まして格安SIMの無制限プランや、WiMAXやワイモバイルと豊富な選択肢があるなか、煩わしい手続きを乗り越えてスマモバを契約するのですから、その気持をそがれるEPARKの登録がなくなったことには個人的に良い傾向だと思いっています。

EPARK登録はユーザーのためというより、提供会社の都合の側面が強く感じられたため、私の中ではさらに悪い印象になってしまったのかもしれません。

今回の通信品質向上にセットしてEPARK登録不要となったのは、スマモバがこのLTE柄放題プランにかける期待の大きさとも受け取れます。

とはいえ、それでもようやく申し込みフォームが、他の格安SIM会社と同じになっただけなので、EPARK登録不要だけでスマモバに高評価を与えるのは難しい部分ではありますね。

回線増強はLTE使い放題プランのみ 他のプランはこれまで通り

回線増強はLTE使い放題プランのみの適応となり、他のプランはこれまでどおりとなります。

注意点 速度制限3日3GB

公式ページに3日3GBを制限の基準にすることがハッキリと明記されています。

ですが連続で通信してみた所、1日6GB通信し続けても一向に通信制限される気配がありません。

どうやら3GBを超えたら即制限ではないため、制限が発動するまでは6GBでも使えるみたいですね。

制限発動後の回線速度は200kbpsまで制限されますので、制限されたら解除されるまでじっと待ちましょう。

まとめ

docomo回線のLTE使い放題サービスのスマートモバイルですが、利用用途がはっきりしていればLTE回線網を活用して繋がりやすく速い格安SIMです。

ネットワーク強化による速度上昇、特に深夜時間帯の通信速度は20Mbpsを記録するなど、下手な格安SIMより速度が出るようになりました。

午後の混雑時間帯の速度低下は気になりますが、つながりやすさと価格、そして通信速度のバランスが取れている穴馬的SIMと言えるでしょう。

それ以上の容量を利用したいのであれば、WiMAX2+をギガ放題込で契約することを強くおすすめします。

スマモバとWiMAXでは商品の特性や目指している思想が違う商品だと私は捉えております。