VaioS11のレビュー!月通信量10GB利用者のSIMオススメはこれ!

必要な機能が900g台のボディに詰め込まれた、VaioS11を購入して1ヶ月が経過しました。 毎日のように使い込んではっきりと分かったことは、LTE通信機能は+1万円出してでも絶対に選択するべき機能だということです。どこでもネットにつながる安心感と手軽さは、これまでの愛機だったMacBook Air・PanasonicレッツノートSZ4という軽量モバイルノートを上回るものでした。

愛機のスペック

VaisS11 カラー ブラック CPU core i5 メモリ 8GBオンボード SSD 256GB ハイスピード

このスペックはVaioS11をメインPCを利用するにあたり、向こう2年間の利用に耐えられ、コスト的に私の財布に負担にならないバランスを考えて選択しました。

カラー

VaioS11で最も残念なのは、LTE搭載モデルのカラー選択の幅が狭いことです。ブラック・シルバー・ホワイトの3色用意されているのですが、LTEモデルでブラック以外のカラーを選ぼうとすると、i5/4GB/128GBモデルしか選べません。

流石にメインPCとして2年使う予定のパソコンに、メモリ4GBでは心許ありませんのでこの時点でカラー選択は否応なくブラックとなります。

ブラックも悪く無い色でしたが、やっぱり20万円近いパソコンを買うのにカラーが選べない不自由さはどうにかして欲しいものです。

CPU

8GBメモリを搭載するためには、絶対に選択しないといけないので特にコダワリもなく選択しました。長く使うので予算内で高性能なCPUを選ぶと良いと思います。

この6世代core i5はベンチマークの数値だと5世代i7に肉薄するので、コスパが非常に高いCPUなので、満足度は高いですね。

メモリ・SSD

文章作成や表計算ソフトを使う程度なら8GBも必要ありません。ですが、メモリーをバカ食いするChromeブラウザのタブを何枚も開いた時、メモリが4GBしかなかったMacBookやSZ4では挙動にもたつきを感じることがありました。ネットサーフィンの時間が非常に多い人間ですので、ネットを快適に利用できることはPCに求める最低条件です。

そのような理由から、PCを買う時も8GBメモリだけは絶対に譲れないラインでした。

S11の場合8GBメモリを選ぼうとすると、強制的にi5以上SSD256以上を選択せざるを得ませんから、それなりの予算を用意しなくてはいけません。もうちょっとカスタマイズ性を広げて欲しかったものです。

価格

LTE搭載モデル/i5/8GB/256GB

以上で171,800円税別。これを安いと見るか高いと見るかはその人次第です。

性能面で言えば、このS11よりも安くて軽くて高性能なパソコンはあります。LTE機能が搭載されていると考えても、若干の割高感は否めません。

またLTE機能を最大限に活用するためには、月々固定費を支払って格安SIMを契約しなければならず、性能を最大限に引き出そうと思ったら、購入後も少なからずお金がかかる点には注意してくださいね。

実際使ってみた感想

最高です、はい。

仕事を片付けようと、カフェでパソコンを開いて、モバイルルーターに接続して、通信がアクティブになるのを待つ、やる気が失せる、ことがなくなりました。

S11のCMにある、パソコンがネットに繋がるまでに仕事の情熱が冷めてしまった!このカフェラテのように!というセリフその通りです。

SIMの対応バンドがdocomo準拠ですので、プラチナバンドで繋がりやすいし速度もそこそこ出ます。このS11を買ってからというもの、出先でのネット接続が頻繁になりましたね。 AmazonミュージックやYoutubeを作業BGMとして再生するのも手伝って、月10GBのペースで通信しています。

LTEの速度

LTEの速度ですが、眼を見張るほどのスピードは期待しないでください。アンテナ感度もスマホと比べると少し悪く、ビジネスホテルの部屋によってはアンテナが1本なんてこともあります。

それでもSoftBank系列の電波よりはずっと繋がりますけど。

私が利用しているのは格安SIMでも速度に評判のあるDMMですが、平均して3Mbpsほどの速度はでているので、動画再生やクラウドストレージの利用にも何ら影響はありません。

快適すぎてたまにLTEで接続していることを忘れてしまうくらいです。気づいたら3日で2GBほど通信していたこともありました。

そういうわけで、So-netの0SIMの利用はあまりおすすめしたしません。500MBなんて、PCだと一瞬で消費するので、最低でも3GB以上のプランを契約することをおすすめします。

VaioS11のSIM選び

VaioS11はLTE搭載モデルですからSIMがないとその真価を発揮できません。 そのためには格安SIMを選ぶ必要があります。

メーカーの用意するVAIOオリジナルSIMはS11と同時購入で8,800円32GBの買い切りタイプです。たまの外出や出張時にまとめて利用する人向けのプランですので、サラリーマンにはちょうどいいタイプのSIMですね。 とは言え月額733円で2.6GBですから、最近の格安SIMとしては割高な部類に入ります。

他にもDMMやイオンモバイルのシェアプランを利用して、スマホと料金を一本化するのも一つの手段です。

通信・コストのコントロールがしやすく、3枚SIMを発行すればスマホ・PC・タブレットの回線管理がすべてが1契約で完結します。

私はDMMモバイルの10GBシェアプランを利用して、スマホとセットで運用しています。理由としては、ネット契約の数を増やしたくないことと、格安SIMは大容量プランを契約するほど1GBあたりの料金がオトクなるからです。

最近はイオンモバイルがかなり魅力的な格安SIMになって登場したので、シェアプランで選ぶならイオンが良さそうですね。何より実店舗が全国にあるので、サポート面ではイオンが抜きん出ていますからね。

S11はLTE搭載PCですから、パソコンを開いたら制限を気にせずネットを使いたいし、映像や音楽コンテンツを利用して作業する環境の質を高めるために通信を惜しみたくはありません。

あらゆる事が1台で完結するビジネスマシンなのに、月1000円をケチってその牙をオーナー自ら抜いてしまうのなら、高いお金を出してこのPCを買う理由もないですからねー。

S11のここが気に入らない!

良い所はパソコン比較が好きな人達がいくらでもやっていますので、ここではユーザーとして、とにかくここが気に入らない!ていうポイントだけあげておきます。

液晶の映り込みが気になる

モニタはアンチグレア仕様なのですが、蛍光灯や太陽光が移りこむと画面がホワイトアウトしてとにかく見えにくい。 照明や窓からの光のせいでかなり苛々させられます。結局映り込みを防止のフィルムを貼るはめになりました。 フィルムを貼ってからは快適なので、単純に液晶表面のフィニッシュの問題だと思います。ビジネスPCとしてあらゆる光源下で利用されるのですから、もう少し煮詰めて欲しかったポイントです。私のS11最大の不満点です。

キーボードがダメ

ネットではやたらと評判の高いキーボード周りですが、私はとても打ちにくいと感じます。消音ありきのためか、文字入力にごく僅かなラグがあるように私は感じました。

ハッキリ言って高速タイピングについて来てくれません。ビジネスユースなので、言葉遣いやマナーを考えながらタイピングする数百文字のメールを打つにはこれで不満はないのでしょうが、考えながら連続的にアウトプットするライティング作業をする場合、このキーボードは疲れるだけです。

これは自分がHHKBの信者で、常に持ち歩いて使用しているから感じてしまう不満点かもしれません。

ただ消音性能を高めるため、キーのグラつきが少なく、触った時のかっちり感はパンダグラフでカチャカチャおもちゃっぽい音がするMacBookAirと比べ、しっとり高級感があるキートップに仕上がっています。

トラックパッドが使いづらい

せめて左右独立のボタンにしてください。Macじゃないんですから。

反応や挙動は良いので、それだけが残念です。

USB type-cドックくらい作ってよ

これはS11と言うよりVAIO本体への不満ですが、USB type-cポートを搭載し、商品紹介でtype-c対応のドックステーションを利用することで様々な機器を接続できると言いながら、自社でドックステーションを用意しないのはどういう了見なのでしょう(苦笑

AmazonでWindows対応のステーションを購入してみたのですが、ハッキリ言って使い物になりませんでした。 HDMI・USBポート搭載のステーションでしたが、電力供給が安定供給されないためキーボード・マウス・テンキーが繋げない。マウスは時折通信が途切れる。HDMIも不安定。

社外品なので自己責任ですから仕方がありませんが、ステーションの利用を推奨しているのなら、せめて純正品を用意してくださいよVAIO様。これではS11のtype-cポートの不具合か、サードパーティ製の機器が悪いのかのテストさえできません。

むしろtype-c入れるくらいならもう一つUSBポートが欲しかったです。

次もSIMフリーPCじゃないと満足できない

SIMフリーPCの便利さに慣れてしまうと、普通のパソコンには戻れません。

購入候補の選択肢が狭まるのは、ある意味このパソコンを買うことのデメリットになりそうですねー。

総評

外出先での仕事から、自宅のプライベートなネットサーフィンまで全方位で活躍してくれる愛機の最大の魅力はやはりモバイル通信機能。この機能のある無しでVaioS11のパソコンとしての使い勝手は天と地ほど変わるといえます。

むしろSIMフリー機能を搭載してないS11は、牙を抜かれた狼のようなものでしょう。軽量でハイスペックなノートパソコンが欲しいなら、何もVaioS11を選択する必要はありません。

これまでのSIMフリーPCは性能の低いタブレットタイプか、20万円を超える高価格帯のどちらかしかありませんでした。

そのような市場のなかで、価格も手頃で、1kgを切る軽量ボディと耐久性を兼ね備えたオールラウンダーなPCとして登場したS11は、今後のSIMフリーPCのベンチマーク的存在になると予想しています。

不満点はたくさんありますが、性能も高く軽量でどこでもネットに単独でつながるのは、高級感や先進性を飛び越えて、本当のノートPCのあり方を再考させてくれる魅力が詰まっています。

これを知ってしまうと、次も間違いなくSIMフリーノートパソコンを買ってしまうでしょう。各社切磋琢磨して良いSIMフリーPCを開発してください。