WiMAXとWiMAX2の違いって何?

f:id:mukyoyo_na_k:20171018001441j:plain

高速インターネット通信が行えるUQコミュニケ−ションズのWiMAX2+。

契約前にネットでWiMAXのことを調べていると「旧WiMAX」や「WiMAX2+」と記載されていて、この2つの違いは何かと疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。

簡単にいうと、WiMAX2+端末は旧WiMAX端末の拡張版です。

特に通信スピードにおいて、WiMAX2+は通信技術の向上によって旧WiMAXよりもかなり高速化しており、光通信並みの体感速度でデータ通信を行うことができるなど通信面において優れています。

ここでは旧WiMAXとWiMAX2+の違いを具体的に説明し、WiMAX2+を使用するメリットについて紹介していきます。

 

WiMAXとWiMAX2+の違い

「旧WiMAX」と「WiMAX2+」は同じWiMAXと言っても、通信規格の違いから回線速度や使用可能な通信モード、通信速度制限の内容は大きく異なります。

また旧WiMAXは、今後WiMAX2+への完全移行に伴って停波する可能性があるので、WiMAXを使用するうえで2つの違いを理解しておくことは大切なことです。

 

利用するうえで変わること

通信速度がより高速化

現在の通信速度において旧WiMAXは下り最大13.3Mbpsである一方、WiMAX2+は下り最大440Mbpsと約30倍の速さで高速インターネット通信が行える規格です。

もともと旧WiMAXはサービスが開始された当初、下り最大40Mbpsと今よりも速い速度での通信が可能でした。

しかし旧WiMAXの周波数帯をWiMAX2+の周波数帯に割り当てることで高速化を図るキャリアアグリゲーション(CA)という技術をWiMAX2+に採用したことによって、現在の13.3Mbpsへと大幅に低下したのです。

一方WiMAX2+は下り最大110Mbpsから現在の440Mbpsへと通信速度がどんどん高速化され、光通信並みの体感速度で高速インターネット通信が行えるようになりました。

またUQコミュニケーションズは2018年までに旧WiMAXからWiMAX2+への完全移行を目指しており、将来的にWiMAX2+の通信可能な最大速度を1Gbpsまで高速化させることを予定しています。

今後WiMAX2+の通信速度がさらに高速化する一方で旧WiMAXは停波する可能性があるので、現在旧WiMAXのみ対応のモバイルルーターを使用している人は早めにWiMAX2+対応端末へ機種変更しましょう。

 

ハイスピードプラスエリアモードでLTE回線とシームレスで使える

WiMAX2+端末にはLTEオプションに対応した機種があります。

LTEオプションとは通信モードをハイスピードプラスエリアモードに切り替えた場合にau 4G LTE回線を利用することができるサービスです。

WiMAXでは利用している周波数が2.5GHzと高いので、電波の直進性が強い特徴から地下や建物の奥まった場所での通信を苦手としています。

しかしau 4G LTEはプラチナバンドと呼ばれる800MHzの低い周波数帯を利用しており、電波の直進性が弱くWiMAX回線よりもつながりやすい特徴があるので、シームレスに通信を行えるメリットがあるのです。

ただしハイスピードプラスエリアモードは、月に一度でも利用するとオプション料金として1,005円が発生するので、なるべく毎月の支払料金を節約したいならば必要なとき以外は使わないように気をつけておきましょう。

ちなみに、このLTEオプションはWiMAX2+が登場してから利用できるようになったサービスなので、旧WiMAXのみ対応端末では使用することができません。

au 4G LTEの人口カバー率は99%を超えていてつながりやすさにも優れているので、普段は使用せずともいざという時のためにLTEオプション対応ルーターを使用していると心強いですね。

 

WiMAX2+では速度制限が発生

ノーリミットモードが使用できる端末で旧WiMAX回線を利用する場合は、通信速度にもデータ容量にも制限なく使用することができましたが、ノーリミットモードが使用できないWiMAX2+端末でデータ通信を行う場合は、回線の混雑を避けるために3つの速度制限を設けています。

1つ目は通常プランの7GB制限、2つ目はハイスピードプラスエリアモードにかかる7GB制限、そして3つ目はギガ放題プランの3日10GB制限です。

契約プランや使用する通信モードによって制限内容が異なるので、制限を回避してなるべく快適にインターネット通信を楽しむためにも、制限内容についてきちんと把握しておきましょう。

 

月間データ通信量7GBまでのプランで上限を超えた場合の制限

7GB制限とは通常プランで契約した場合にデータ通信量の上限である7GBを超えると速度制限が適用され、当月末まで通信速度が128kbpsに低下するというものです。

これは大手キャリアのスマホを使用していて、契約しているデータプランの通信量の上限を超えた際に通信制限が適用されることと同じなのでイメージしやすいのではないでしょうか。

速度制限が適用された場合、テキストメール程度のデータ容量の小さい内容であれば通信可能ですが、それでも普段よりも時間がかかりストレスを感じる可能性があるので、動画視聴のようなデータ容量の大きい通信は行えないと思った方がいいです。

ただ通常プランで契約する場合、消費した通信量を確認しながらデータ通信を行うなど、自己管理しながらWiMAX2+を使用すれば制限にかかることなくデータ通信を行えます。

そのため普段から頻繁にインターネット通信を利用しないのであれば通常プランでもインターネット通信を楽しめるでしょう。

 

ハイスピードプラスエリアモードにかかる7GB制限

WiMAX2+端末では、通信モードをハイスピードプラスエリアモードに切り替えると、WiMAX2+よりもつながりやすいau 4G LTEを利用できるメリットがあります。

しかしハイスピードプラスエリアモードで使用できるデータ通信量は月間7GBまでと定められています。

7GBを超えると通常プランの7GB制限と同じく当月末まで128kbpsに低下し、制限適用後はハイスピードモードのWiMAX2+通信も制限の対象となるので、ハイスピードプラスエリアモードを使用する際はデータ使用量が7GBを超えないように注意しなければなりません。

ただハイスピードプラスエリアモードで合計7GB使用せずに再度ハイスピードモードに切り替えた場合は、これまで通りデータ通信量に上限なくインターネット通信を行うことができるので、上手に切り替えながら使用すればそこまで制限にかかる心配をする必要はありません。

 

3日10GB制限

3日10GB制限とはギガ放題プランで契約した場合に3日間のデータ通信量の合計が10GBを超えると通信速度が制限されるというものです。

3日10GB制限が適用されると通信速度が下り最大1Mbpsまで低下しますが、7GB制限ほど厳しくないので制限後もYouTube動画の標準画質が視聴できるレベルでデータ通信を行うことができます。

また3日で10GBも使用できるということは、YouTube動画の高画質を視聴したとしても1日に約5時間も視聴可能なので、よほどデータ容量の大きい通信を1日中行なわない限り速度制限にかかることなく快適なインターネット通信を行えるといえます。

 

WiMAX2+の料金プラン

月間データ通信量の上限が7GBのプラン

WiMAX2+の料金プランの1つに月間データ通信量7GB上限の通常プランがあります。

通常プランで契約すると安い月額利用料金でWiMAX2+を使用することができますが、月間通信使用量が7GBを超えると速度制限の対象となるので、データ通信を頻繁に行う人には向いていません。

しかしメールやWebサイト閲覧など普段のデータ通信において容量の小さい通信を行う程度ならデータ通信量の消費ペースも早くないので、そのような人であれば通常プランでの契約でも十分インターネット通信を楽しめるでしょう。

 

月間データ通信量に上限がないギガ放題プラン

WiMAX2+のもう一つの料金プランは月間データ通信量に上限のないギガ放題プランです。

この料金プランのメリットは何と言っても大手キャリアのスマホや通常プランのように当月に消費したデータ通信量を気にすることなく思いきりインターネット通信を楽しめることです。

3日10GB制限はありますが、それさえ気をつけて使用すれば制限にかかることなく実質無制限にデータ通信を行うことができます。

特に動画鑑賞や容量の大きいデータのやり取りを頻繁に行うなど、データ通信量の消費が激しい人が上限のある通常プランで契約しているとすぐに速度制限の対象となってしまいます。

しかしギガ放題プランで契約していれば、よほど使いすぎない限り制限にかかることが無いので、通常プランでは足りないと思う人はギガ放題を選びましょう。

 

WiMAX2+を使うメリット

通信速度が高いので高画質の動画も視聴可能

WiMAX2+は下り最大440Mbpsと高速通信を行うことができるモバイル通信サービスです。

1Gbpsの通信速度を誇る光回線には及びませんが、体感速度に関してはそれほど変わりません。

そのためデータ容量の大きい高画質の動画視聴もサクサク行えるので、ストレスレスでインターネット通信を楽しむことができます。

またUQコミュニケーションズは、回線の混みやすい繁華街や電波の届きにくい地下など通信状況に問題のある対応エリアの改善に努めている他、通信速度の高速化にも力を入れているので、今後のWiMAXの通信品質がさらに向上することに期待できるでしょう。

 

速度制限にかかっても通信規制がかかる時間は夜間のみ

WiMAX2+をギガ放題プランで契約した場合、データ通信量が無制限で行える代わりに3日10GB制限に気をつけながら使用しなければなりませんよね。

ただ制限が適用されると通信速度は低下しますが、WiMAXプロバイダは通信規制を行う時間帯を3日間の合計通信量が10GBを超えた翌日18時頃から翌々日2時頃までと定めているので、この時間帯外に制限がかかることはありません。

ということは、昼間は実質無制限に高速データ通信を行うことができるということです。

特に仕事上、昼間にWiMAX2+を使用している人にとっては通信が必要な昼間の時間帯に速度制限がかからないのは助かりますね。

 

ギガ放題プランを選べば月間のデータ量が実質無制限

ギガ放題の最大のメリットは何と言ってもデータ通信量が無制限であることです。

データ通信量を使いすぎると3日10GB制限が適用される心配をしているかもしれませんが、3日間で10GBを消費するのは簡単ではありません。

そこで通信内容によってどれほどのデータ容量が必要なのかを下記の表にまとめました。

項目 データ通信容量 10GB
Yahoo!トップページ(PC版) 約426KB 約23,470回
Yahoo!トップページ(スマホ版) 約311.8KB 約32,000回
メール(写真添付) 約1MB 約10,000通
LINEメッセージ(1 往復) 約5KB 約200万往復
YouTube動画(標準/5分間) 約20MB 約41時間
YouTube動画(HD/5分間) 約50MB 約16.6時間

上の表を見て分かるように、Webサイト閲覧や写真を添付したメールのやり取りを頻繁に行ったとしても、3日で10GBを消費するのは難しいです。

ただYouTube動画のようにデータ通信容量の大きい通信を行うほど速度制限にかかりやすくなりますが、学校や仕事などで1日中動画を視聴することはほとんどないと思うので3日間で10GBは十分なデータ通信量だといえます。

またWiMAX2+機種によっては、直近の3日間に消費したデータ量を表示してくれる日次通信量カウンターという機能が付いているので、通信使用量を確認しながらWiMAX2+を使用すれば速度制限にかかることなく実質無制限でデータ通信を行えるでしょう。

 

まとめ

モバイルWiMAXの通信サービスには「旧WiMAX」と「WiMAX2+」の2つがあり、これらの通信方式で大きく違うのは通信速度です。

下り最大13.3Mbpsの旧WiMAXに対してWiMAX2+は下り最大440Mbpsと圧倒的な対応速度を誇っています。

またWiMAX本家であるUQコミュニケーションズは、WiMAX2+の通信速度を1Gbpsまで向上させることを目指している他、つながりやすさへの取り組みにも積極的なので今後のWiMAX2+通信はさらに期待できます。

ただWiMAX2+には回線混雑を回避するための速度制限が設けられているので、データ通信量の消費ペースには気をつけておかなければなりません。

しかしギガ放題プランで契約しておけば、制限にかかったとしても昼間は実質無制限にインターネットを利用できますし、データ消費量を把握しておけば速度制限を回避することも可能です。

そのため高速通信でインターネットを思いっきり楽しみたいという人にはWiMAX2+のギガ放題はオススメです。