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WiMAX2+は今後安くなる?高くなる?安いのは今のうちかもしれないと思う3つの理由

2.5Ghz帯の利用でとにかく電波が届きにくく、そこの不満が集中するWiMAX2+ですが、公称通信料無制限のポケットWiFiとして、ネガティブなクチコミを抑えてシェアを年々拡大しています。

一時期は格安SIMの台頭とSIMフリー端末の普及から、シェアが根こそぎ奪われるとも言われていましたが、実際はエリア面以外ではWiMAX2+が優位性を維持しているのが現状です。

一部ではWiMAX2+は使いにくいと評されていますが、現状このポケットWiFiに代わるサービスは登場しておらず、代替案が存在しません。

今後ネットコンテンツのさらなる大容量化で、通信容量の制限の有無はますますユーザーの体験に大きな影響をあたえることでしょう。

実質まともに使える無制限ポケットWiFiという、要求の高いニーズを満たすWiMAX2+ですが、反面提供プロバイダは薄利多売のビジネススタイルから1契約あたりの利益率を高める方向へ舵切りする流れを探っている段階なのです。

WiMAX2+の独自性

WiMAX2+がWiMAXの時代から常に他のポケットWiFiと一線を画したサービスを提供してきました。

何より固定回線の代替を視野に入れたサービス展開は、他のモバイルWiFiにはない独自の取り組みです。一時期はWiMAX2+の3日3GB規制による速度低下のアナウンスによりその独自性が失われると噂されましたが、現在は速度制限後でも、平均的な格安SIM回線の規制前速度と同等の実測6Mbpsを提供しています。

常時接続の高速ダウンロードはモバイル回線の性格上難しいものの、現在提供されている動画やゲームなどリッチコンテンツ利用には殆ど影響がない程度の速度は確保されています。

利用に不都合があるとすれば、オンラインゲームやニコニコ生放送のような遅延の許されない通信環境においてでしょう。

これらのサービスはWiMAX2+の苦手分野となり、無理に利用しようとすると逆にサービスへの不満が残ることとなります。

WiMAX2+の独自性として固定回線の代替サービスの側面はあるものの、ゲームやネット放送には向かない回線であるため、自身の利用目的と相談しなくてはいけません。

このように利用範囲に一定の制限があるものの、一人暮らしのネット回線やパケットの利用を工夫できる、ITリテラシーの高いファミリーユースにとっては、スマホ料金や固定回線を大幅に削減できる可能性を秘めたサービスなのです。

その反面、地下鉄や屋内の繋がりにくさは、常にWiMAX2+を語る上で外せないデメリットとなります。

docomo並にどこでもつながって、実用速度が出るなら完璧なポケットWiFiとなりますが、事業規模がキャリアと比較して小規模であること、母体でもあるKDDIとのサービスの兼ね合いからも、繋がりやすさは今後も各キャリアや格安SIMを上回ることは考えられません。

現在地下鉄や地下街にアンテナ設置をするなど、弱電界のエリア整備を急ピッチで進めているようですが、そもそも障害物を迂回する貴重な電波であるプラチナバンドを割り当てられない時点で、繋がりやすさの改善には限界が存在するのです。

このような若干の繋がりにくさをユーザーに我慢してもらうことで、WiMAX2+は割安に大容量データ通信の提供が可能にしているともいえます。

速度と容量を重視したポケットWiFiとして、他のWiFiサービスとは違う比較軸を持つため他社と競合すること無く独自の路線を貫くことができています。

通信量無制限と制限速度

WiMAX2+最大の独自性といえる、通信料無制限と速度制限の緩さはライバル企業を寄せ付けない特徴となっています。

近年は格安SIMの台頭でWiMAXが駆逐されるとも言われていましたが、実際は10GBを超えた時点でWiMAX2+の優位性が顕著になます。50GBを超えると、利用プロバイダにもよりますが月額料金に1万円以上の差が生まれるのです。

月額3,000円前後で無制限SIMと呼ばれるサービスも提供されていますが、平均1Mbpsで平日昼時には128kbpsを下回ることもあります。実際無制限ではありますが、その利用にはかなりの忍耐が強いられることは覚悟しなければいけません。

格安SIMは加えて通信用の端末も自前で準備する必要が有るため、実際のトータルコストは見た目以上にかさみます。SIMフリー端末も2年程度で本体やバッテーリーの劣化によって買換えが必要になるため、長期利用を前提とするとかなりの忍耐が必要になります。

しかし、格安SIMの場合はその安さと通話プランの存在から、WiMAXとの共存が可能なサービスです。

しかし直接的なライバルのY!mobileでは少し勝手が違ってきます。

Y!mobileもWiMAXの無制限プランに対抗するため、アドバンスモードと呼ばれるサービスの提供を開始しています。ですが、その実態はWiMAX以上に繋がらず、通信規制後は128kbpsの超低速となり、実質月30GBしか利用できない無制限とは名折れのプランなのです。

私の周りも無制限という触れ込みにつられて、契約したものの、数日で低速制限がかかり利用できなくなって不満を爆発させていた人がいました。

結局速度制限も緩く通信もたくさん使えるということで、WiMAX2+になってしまうのです。一人勝ちとまでは言いませんが、これからのポケットWiFiにますます求められる、通信の受け皿に単独で唯一対応できるライバル不在のサービスといえます。

これが接続が不安定という厳しいハンデを背負いながらもWiMAX2+が選ばれる理由です。

1GBあたりの単価を考えると不当に安い

現在プロバイダのキャンペーンを利用すると、WiMAX2+ギガ放題プランは月額3,000円台で契約できるほどに価格が低下してきています。

また、100GBでも200GBでも利用できるため、たくさん使う人ほど1GBあたりの単価が安くなりコストパフォーマンスが上昇します。100GB利用したら1GBあたり@43円です。

安さが自慢の格安SIMでさえそこまで安く利用できることはありません。

ただこの低価格化の流れはWiMAX2+にとってはあまり望ましいものではありません。薄利多売はシェア獲得にもっとも重要な戦略ですが、メーカーにとっては消耗戦で将来の競争力やサービスに影響を及ぼしかねない諸刃の剣です。

また年々ユーザーの要求も質が高まり、回線の繋がりやすさや通信品質、プロバイダは対応窓口設置などをサービスの質を高めていくためには現状のキャッシュバック・値引き攻勢には限界が近づきつつあるのです。

もう少し値上げをしたい、というのが本音でしょう。

端末保証やセキュリティオプションなど、正規料金外で商機を探っていますが、一定数の解約があるため客単価引き上げの決定打にはなっていません。

そもそもWiMAX2+を契約する側は、パケット代金削減など節約目的のユーザーが一定数いるため、最安値を意識したサービス選びをしてしまいがちです。

WiMAX2+自身が売り込んでいる、節約志向やネットリテラシーの高い層と有料オプションの相性はあまり良くありませんからね。

ですので今後、WiMAXは何らかのタイミングで月額料金の値上げ、またはキャンペーン抑制による実質値上げが訪れることでしょう。

WiMAX2+が今後値上がりするであろう根拠

WiMAXからWiMAX2+切り替えによる実質値上げ後もユーザーを拡大

WiMAX2+が値上げするというアナウンスが有った場合、9割9分もう契約しないと言われるでしょう。

実際、WiMAX2+がサービスインし、速度容量無制限ではなくなってしまった際、ユーザー側からの批判はかなりのものでした。

でもサービスインから数年経った今、WiMAX2+は獲得件数を順調に伸ばしています。家電量販店のタブレット売り場あたりで熱心な売り込みをしているのも日常風景です。

ある日脈略もなく突然値上げはないでしょうが、次期通信規格のWiMAX3サービスイン等、何らかの大義名分が生まれたタイミングで何かしらの料金変更があるように思います。

ライバル不在

ポケットWiFiの中で、唯一実用範囲内速度制限と数百GBの通信でも容量規制の入らないサービスは、他に比較対象が存在しません。

同一のジャンルとしてY!mobileや格安SIMが存在しますが、これらを選ぶユーザーは繋がりやすさを優先する傾向にあります。

どのサイトでもそうですが、WiMAXは容量を求める人に・Y!mobileは繋がりやすさを優先する人におすすめされる傾向があります。

繋がりやすさがほしいなら通信量を我慢・通信容量がほしいなら繋がりやすさを我慢と、紹介されることからハッキリと住み分けができているサービスです。サービス面から見ればライバルではない不思議な構図となっています。