
髭剃りは男性の身だしなみとも言えるものです。
しかし、多いと毎日数回行っている人もいる髭剃りは、どのくらい肌に負担がかかっているのでしょうか。
また、使う道具によって肌の負担は違うのか、負担をかけないためのアフターケア等はあるのか、考えてみるとわからないこともあるものです。
そこで、肌を傷めないための髭剃りのコツを調べました。
髭剃りが肌にかける負担とは
髭剃りはやり方一つ間違えると、肌にダメージを与える可能性があります。
カミソリやシェーバーは確かに髭を簡単に剃ることのできる優れた道具ですが、肌の一部も一緒に剃れてしまい、肌に対して大きなダメージを与えてるのです。
肌は3層構造になっていて、カミソリなどで剃ってしまうのは最も表面にある角層です。
角層には肌を守るためのバリア機能が備わっているため、剃られてしまうことによって肌が弱くなってしまいます。
肌が弱いと、剃ることによって出血しまったり、傷に菌が入ることでニキビや毛嚢炎が生じたりすることもあります。
カミソリとシェーバーと、どちらが肌への負担が小さい?
髭を剃る道具にはカミソリとシェーバーの2つがありますが、どちらが肌に負担をかけずに剃ることができるのでしょうか?
カミソリの場合、シェーバーよりも肌に負担をかけてしまい、出血したりするリスクも高まります。
また、劣化で刃が錆びついて怪我の原因にもなります。
その反面、肌を削るということは、それだけ深く剃れるため、髭が濃い人ほどカミソリ見た目や髭のざらざら感を感じにくくなります。
シェーバーはカミソリに比べて肌への負担がすくなく、シェービングクリームなどを付けなくても使用可能なので、出先等で重宝します。
ただしシェーバーは深剃りができないタイプが多く、髭が濃い場合は剃り残しのざらざら感が気になります。
髭剃りの頻度が多くないなら、シェーバーを使ったほうが肌の負担を減らすことができます。
肌を傷めない正しい髭剃りの方法
肌に負担をかけない髭剃りは、剃る前の下準備にあります。
まず、髭を剃るには起きてから10分以上してから剃るようにしましょう。
寝ているときに顔がむくみやすくなっているため、立った姿勢をとってむくみを解消することが必要です。
次に蒸しタオルなどを髭に当ててください。
そうすることによって髭が柔らかくなり、余分な力を入れることなく髭を剃ることができます。
蒸しタオルを当てたらシェービングクリームなどを剃る部分に塗りましょう。
塗ってからすぐ剃るのではなく、少し時間を置くことによって髭が柔らかくなり、剃りやすくなります。
ここまで準備をしてから髭を剃ります。
その際に気を付けるべきことは、必ず先に髭の生えている方向に沿って剃る順剃りを行うということです。
面倒だからといっていきなり髭の生えている方向と逆に剃る逆剃りをすると、角層を大きく剃ってしまうためできるだけしない方が良いとされています。
ですからまず順剃りを行い、剃れ切れなかった部分に対して逆剃りを行うようにしましょう。
剃るコツは、できるだけ肌を平面に保つことです。
肌を引っ張れば平面になりやすいため、剃りたい部分の肌の端を引っ張ると効果的です。
剃るときに力を入れすぎると出血の原因になりますから、優しく剃るようにしましょう。
剃った後は角層が薄くなって肌が敏感になっているため、アフターシェーブローションや化粧水、乳液を塗って肌のケアを行うようにしましょう。
シェービングフォームやアフターシェーブローションは意味がある?
髭剃りの際にはにシェービングフォームやアフターシェーブローションを使うべきだといわれていますが、これらはどのような効果があるのでしょうか?
シェービングフォーム
シェービングフォームの役割は、カミソリなどが肌に与える負担を和らげることです。
泡があることによってカミソリと肌の摩擦が低下するため、力を加えなくても髭を剃ることができます。
滑りを良くするだけなら石鹸や洗顔フォームでも良いと思われがちですが、
シェービングフォームには髭を柔らかくする成分が配合されているので、肌の負担を考えたらシェービングフォームを用いることが望ましいです。
アフターシェーブローション
シェービングフォームよりも利用されていないのがアフターシェーブローションです。
アフターシェーブローションは髭剃りをした後に肌を保湿する役割があります。
化粧水や乳液と用途がにているため、人によっては奥さんの化粧水や乳液で代用しています。
このシェーブローションもフォームと同じく、髭剃り特有の肌の突っ張り感やヒリヒリを和らげる成分が含まれていることが多いです。
ですから化粧水や乳液よりもアフターシェーブローションの方が髭剃り後に塗るものとして適切といえるでしょう。
まとめ
ヒゲ剃りが億劫なら脱毛という方法もありますが、脱毛コストが一生分のヒゲ剃り道具のコストを下回ることはまずありません。
たくさんの人が一生ヒゲ剃りと付き合い続けます。だからこそ、適切な道具や正しい髭剃りの方法を学んで少しでも肌にダメージを和らげたいですね。