TryWimax(トライワイマックス)の活用法と注意点!

 

光回線とは違い、モバイル回線は通信環境によっては繋がりにくくなることもあるため、契約前の不安を解消する目的でUQ WiMAXは【Try WiMAX -トライワイマックス-】と呼ばれる無料のWiMAXレンタルサービスを実施しています。

WiMAXのデータ通信使い放題に期待して契約したのに、対応エリア内にも関わらず接続できない・すぐ圏外になる、これらはWiMAX2+契約後に多いクレームの1つです。

契約前でも本当に自宅やよくネットを使う場所で快適に通信できるか実機を使って試したいという場合もあるでしょう。

20歳以上でクレジットカードがあれば誰でもWiMAX通信サービスを無料で15日間体験できるので、WiMAX2+の電波が入るかどうか心配、ポケットWiFi自体初めて使うので試してみたいという場合はTry WiMAXを活用すると良いでしょう。

UQ WiMAXに個人情報を渡すことになりますが、Try Wimaxと一緒にDMが送られてくるくらいで、しつこい勧誘はないので安心してください。

Try WiMAXとは

Try WiMAXとはWiMAXの通信サービスを無料で15日間試すことができるサービスです。

登録料や通信料、配送料などの費用も一切かかりません。

UQWiMAXサービスインからしばらく、WiMAXは速度が速くて大容量通信ができるけれど、エリアが狭く繋がりにくいというユーザーの評価が多い通信サービスでした。

サービスエリア内でも、ちょっとビル陰に入るだけで繋がらなくなることもあったので、その口コミへの不安から契約を尻込みする人が多かったのです。

そこで希望者にWiMAX端末を貸し出して繋がりやすさをチェックしてもらうTry WiMAXが登場しました。

なお、契約有無の関係なしにモバイル端末を2週間以上無償で貸し出すサービスを採用している会社はUQ WiMAXのみです。

WiMAXサービス開始時より基地局も増加して繋がりやすくなった現在も Try WiMAXを継続しているUQ WiMAXは、ユーザーの目線に立ちサービス精神の高い会社だと言えますね。

まずはピンポイントエリア判定をする

Try WiMAXはエリア内外に関わらず利用することができるので、WiMAXサービスエリア外の人でも申し込みすることができます。

しかしエリア圏外の人が借りても、モバイルルーターの電波が入らないので使うことができません。

借りる前に必ずUQコミュニケーションズが提供するサービスエリアマップの確認ページで利用予定地域の電波判定をしておきましょう。

ピンポイントエリア判定で住所を入力することで、自宅の繋がりやすさを『○』『△』『エリア外』の3つの基準で教えてくれます。

サービスエリア圏外の場合はWiMAXが利用できない地域ですので、すぐの契約は諦めて今後エリアが拡大するのを期待しましょう。

エリア判定△の場合は、Try WiMAXを利用して電波状況を実機でチェックしてから契約すると良いですね。

エリア判定○の場合、繋がりに不満を感じることはないでしょうが、マンションやアパートなどでは局地的な繋がりやすさをTry WiMAXで確認しておくと安心です。

端末が届くまでの手順

Try WiMAX申し込みから端末が届くまでの流れをまとめました。

  1. UQ WiMAX公式サイトでピンポイントエリア判定を行う
  2. Try WiMAXレンタルお申し込みページにてパソコン用、携帯電話またはPHSのメールアドレスを登録
  3. パソコンアドレス宛に届く仮登録完了メール本文内のURLをクリックし、表示された画面にて携帯電話またはPHSアドレス宛に届く開通コードを入力
  4. 貸出機器の発送
  5. 端末を受け取り利用開始

なお2018年4月現在、貸出をしている機種は以下の9種類です。

440Mbps対応機種WX04、WX03、W04
370Mbps対応機種W03
220Mbps対応機種WX01、WX02、W02、novas Home+CA
110Mbps対応機種URoad-Home2+

 

Try WiMAXでは最新端末は発売後しばらく体験機として指定することができないので、最新ルーターのW05が含まれていませんね。

モバイルルーターだけではなく、クレードルセットやホームルーターも貸出可能なので固定回線を引くか迷っている、または固定回線からの乗り換えを検討している場合にも嬉しいですね。

端末の返却方法

Try WiMAX利用後の返却方法です。

  1. WiMAX搭載機器、かんたんマニュアル、CD-ROMなどの同梱物を梱包する
  2. 貸出時に同梱されていた着払いゆうパック伝票を使い発送する

窓口へ持ち込み、インターネットにて集荷、電話にて集荷のいずれかの発送方法が選べます。

窓口にて返送する場合は、郵便局だけでなくローソンやミニストップなどゆうパック取り扱いのあるコンビニも利用できます。

なかなか窓口へ行く時間がない場合には集荷サービスを活用すると便利ですね。

なお、端末の返却をもってTry WiMAXは解約完了となります。

 

Try WiMAXの貸出条件

Try WiMAXの利用には条件があります。

日本国内在住の20歳以上であること

未成年の場合はTry WiMAXを利用することができません。

どうしても未成年でTry WiMAXを利用したい場合は、同居の成人した家族にお願いして代理で借りてもらうしかないでしょう。

過去180日間以内でTry WiMAXを利用していない、貸出機器の未返却履歴がない

Try WiMAXはあくまでもWiMAXを体験する目的でUQ WiMAXがサービスの一環として貸し出しているものです。

15日間も無料でWiMAXを使えることから、悪用防止のため前レンタルから180日間以内は再レンタルできないルールとなっています。

あくまで契約を検討するためのレンタルサービスですので、複数回レンタルを繰り返すと貸し出しを拒否される可能性もあるので無料だからと無闇に借りるのは止めましょう。

また、過去のレンタルから180日経過していても、以前にTry WiMAXの貸出機器を返却していない利用者は申し込み対象外となるので、必ず返却するようにしてください。

申し込み者名義のクレジットカードまたはデビットカードが必要

Try WiMAXは完全無料のサービスではありますが、申し込み者本人名義のクレジットカードを登録できないと申し込みできません。

Try WiMAX申し込み時にクレジットカードの有効性を確認され、有効性が確認できない場合も申し込みできなくなります。

なぜ無料なのにクレジットカード情報が必要になるかというと後述する違約金などの関係です。

クレジットカードを持ちたくない、また持てない事情がある場合、VISAおよびJCBのデビットカードも利用することができます。

ただしデビットカードで申し込みする際はホームページ上ではなく、書面での申し込みとなるので注意しましょう。

Try WiMAXに限らず、WiMAX契約時にはクレジットカード払いが前提のプロバイダも多いので1枚作っておくと良いですね。

 

Try WiMAXの注意点

在庫状況によって貸出が遅れたりキャンセルになることがある

Try WiMAXで提供される端末には限りがあるため、希望通りの日時で借りられるとは限りません。

貸出機器の在庫状況はTry WiMAXのページ上に記載されているので事前に確認しておきましょう。

利用規約の中にも、貸出端末の在庫がない場合には申し込みを延期またはキャンセルできる旨が明記されています。

特に人気の最新端末は希望者も多いため、在庫が復活するまで根気強く待たなくてはいけません。

午後4~8時ごろは在庫の余裕があるという情報もありますが、午後3時頃にUQの貸出対応の部門に運送会社の便が到着し、在庫の反映が4時以降に行われるからと推測します。

貸出期限を過ぎると違約金が発生

Try WiMAXは、端末の発送日からUQへ返却した端末が到着するまでを含めて15日間が貸出期間となっています。

発想から受取までに2日、返送してから到着するまで2日と見越し、実質的な利用期間は10~11日程となります。

実際は10日もあれば、WiMAXの電波状況や端末の取り扱い方法などの確認は十分できるでしょう。

返却期限を過ぎてしまうと20,000円(クレードルセットは22,750円)もの違約金を登録したクレジットカードから支払うことになるので気を付けましょう。

特に注意したいのは返却時にコンビニ発送を利用する際の集荷時間です。

忙しい人ほどコンビニのお世話になることも多いと思いますが、コンビニへ持っていくタイミングによっては翌日以降の集荷になるため、返却は日数に余裕を持って行うと良いでしょう。

クレジットのショッピング利用枠を一時的に確保される

申し込み手続き完了後に、登録したクレジットカードのショッピング利用枠から機器購入代金相当額を一時的に確保されます。

これは端末未返却時や、端末の破損時などの弁済金として万一の場合に備えて行われる措置です。

機器購入代金相当額とは端末単体は20,000円、端末+クレードルは22,750円となります。

本音を言えば心理的に気持ちの良いものではありませんが、端末が返却されれば与信枠の確保はすみやかに解除されるので安心してください。

破損紛失や水濡れ時には弁済金を支払う

端末は無償貸出となるため、当然利用中の過失による端末破損や故障は弁済の対象となります。

モバイルWiMAXルーターはポケットに入るほどの小さいサイズのため、ついつい胸ポケットやズボンのポケットに入れてしまうこともあるでしょう。

しかし水場でかがんだ時に滑り落ちて水没したり、ズボンのポケットに入れたまま座ってしまい破損する可能性もあるので、できるだけレンタル機器はカバンに入れて持ち歩くようにしてください。

破損や水没は端末に応じて20,000~22,750円の弁済金を支払わなくてはいけません。

この費用は前述したクレジットカードの与信枠から弁済となります。

WiMAXレンタル機器を借り物として丁寧に扱えば、ほとんど避けられるトラブルですのであまり気負い過ぎないようにしたいですね。

通信制限がかかる場合がある

通常のポケットWiFi契約と同様に、Try WiMAXでも利用したデータ通信量に応じて2通りの通信速度制限がかかる場合があります。

1つ目の制限は、端末の通信モードをハイスピードモードから変更して、ハイスピードプラスエリアモードで通信した場合の合計通信量が月間7GBを超えると最大速度が128kbpsへ低速化する速度制限です。

この制限は毎月1日から月末までの合計通信量で起算するため、仮に同一の端末を別の利用者が月の前半で借りていたとするとその利用者の通信分も含められてしまいます。

速度制限がかかり128kbpsまで低速化するとWebサイトの閲覧もままならないほどになってしまい、通常のWiMAXの速度を体験することができなくなるでしょう。

月が変われば速度制限は解除されるので、月初めにTry WiMAXを申し込めばあまり心配する必要はないでしょうが、月の半ば以降では特に在庫が品薄の端末だと別の利用者が同月内に利用している可能性が高いということは理解しておきましょう。

 

もう1つの制限は直近3日間でのデータ使用量が10GBを超えた場合の制限です。

これは先ほどの制限より緩いもので、3日で10GBの通信をした場合、翌日18時から翌々日2時までの間だけ1Mbpsに速度規制がされるという内容です。

1Mbpsの通信速度ならYouTubeの標準画質動画なら視聴できるほどですし、制限がかかる時間帯以外は通常通りの速度で通信が楽しめます。

この制限も他の利用者が通信した直近3日間のデータ量も合算されますが、前利用者が返却してから自分の元に端末が届くまで3日以上かかる可能性が高いことから、あまり気にしすぎる必要はないでしょう。

Try WiMAX利用後そのまま申し込みするのは損

Try WiMAXはUQコミュニケーションズが顧客獲得のため展開している体験サービスなので利用してもらったからには本契約まで漕ぎ着けたいのがUQの本音でしょう。

しかしWiMAXは本家UQ WiMAXで契約するよりも、プロバイダを経由することでずっとお得に利用できるのです。

無料で借りている手前、契約しないと悪いのではと思うかもしれませんが、UQにとっては自社でも他者でも契約者が増えることが最優先です。

ユーザーは堂々と自分が一番お値打ちに使えるプロバイダを選んで利用しましょう。

UQ WiMAX以外のプロバイダでも通信品質は変わらない

WiMAXプロバイダでの契約だと通信速度が遅くなるのではと心配になる場合もあるかもしれませんが、そんなことは一切ありません。

なぜならすべてのプロバイダがUQコミュニケーションズからWiMAX回線を借りてサービスを運営しているからです。

本家UQ WiMAXでも他のプロバイダで契約しても通信速度や通信エリアに差はありません。

そのため、WiMAX契約は料金の安さを重視してプロバイダを選んで問題はないと言えます。

UQ WiMAXと他のプロバイダを比較

UQ WiMAXと他のプロバイダではどれくらい料金に差があるのか気になるところです。

格安と人気があるプロバイダとのギガ放題プランの料金比較をしました。

 

プロバイダ名UQ WiMAXカシモ WiMAXBroad WiMAXGMOとくとくBB
月額料金最大3ヶ月間3,696円

3ヶ月目以降4,380円

2ヶ月目まで1,380円

3~24ヶ月目3,380円

25ヶ月目以降4,079円

2ヶ月目まで2,726円

3~24ヶ月目3,411円

25ヶ月目以降4,011円

2ヶ月目まで3,609円

3ヶ月目以降4,263円

キャッシュバック無し無し無し最大39,900円
端末代金2,800円無料無料無料

 

UQ WiMAXでは月額料金も高いうえに端末代金も必要となりますが、他のWiMAXプロバイダではほとんどが端末無料で提供しています。

端末が新古品となるものの月額料金が格安のカシモWiMAXとUQ WiMAXでは24ヶ月目まで毎月1,000円以上も差があり、単純計算で2年間に24,000円以上の損をすることになります。

新品の端末が無料でもらえるBroad WiMAXとでもその差は明らかですね。

GMOとくとくBBに関しては、月額料金だけ見るとUQ WiMAXと大差はありませんが、契約して約1年後には30,000円以上もの高額な現金キャッシュバックが受けられるので結果的にお得になるのです。

こういった点からTry WiMAXを利用してもそのままUQ WiMAXで契約するのは損だということがわかりますね。

 

まとめ

モバイルインターネット回線を契約する際には回線速度や電波状況などに対して不安がある場合も多いでしょう。

Try WiMAXはWiMAX機器を無料で15日間使うことができるお試しレンタルサービスです。

レンタル利用条件を満たしてさえいればUQ WiMAX公式ページより申込可能なので、自宅での通信状況が知りたい、どれほどの高速通信が楽しめるか確認したいという場合にもおすすめです。

レンタル期間を過ぎてもWiMAXレンタル機器を返却しなかったり、破損をしてしまったりすると違約金や弁済金の支払いリスクがありますが、レンタル料やレンタル中の通信費も一切かからないのは魅力的ですね。

もしTry WiMAXサービスを活用してみてWiMAX契約を決めた場合には、そのままUQ WiMAXで契約すると2年で20,000円以上も損することになるため、キャンペーンやキャッシュバックを実施しているお得なプロバイダを選ぶと良いですね。

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